2020年 12月 4日 (金)

第1回は面白かったが、次第に息切れ。父子物語なのか企業の偽装糾弾のサスペンスなのか、はっきりしない思わせぶりドラマ
<10の秘密 第1回~第3回>(フジテレビ、関西テレビ制作)

   第1回は面白かったのだが、2回、3回と次第につまらなくなってきた。勿体つけて「出るぞ出るぞ」と期待させて、実はたいしたことではない物語のような状態である。建築確認検査員の白河圭太(向井理)は9年前に離婚した弁護士の由貴子(仲間由紀恵)を探せという電話の主に、娘・瞳を誘拐される。幼馴染の菜七子(仲里依紗)と共に探すうち、圭太の知らない瞳を知り愕然とする。
   帝東建設の偽装の証拠が入ったUSBを武器に第3回の最後で、圭太は単身帝東建設の社長(佐野史郎)に面会する。瞳に関する10年前の秘密が関係していると思わせぶりに語られていたので、何か殺人事件でもあったのかと思ったら。実は、10年前に借りた別荘でバーベキューの最中に、幼児だった瞳がいなくなり、慌てて探すと、近くで火事が起きていて、そこに瞳が立っており、傍にランプが転がっていたという顛末。つまり、火付けの元は瞳の過失(?)。
   由貴子もすこぶる思わせぶりな女で、敵だか味方だかわからない。圭太と瞳の父子(シングルファーザー)の愛情物語かと思うとそうでもなく、かといって不正建築の悪を暴くサスペンス劇でもなく、万事が中途半端な出来損ない。筆者ご贔屓の渡部篤郎が帝東建設の幹部になっているが、つまらない役柄で才能の無駄遣いだ。もう少し見てみるが、瞳が付き合っているジャズピアニストの翼の存在も今のところ思わせぶりの1人。脚本(後藤法子)がイマイチ。(放送2020年1月28日21時~)

(黄蘭)

採点:0.5
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