2020年 7月 12日 (日)

新型コロナウイルス肺炎のパンデミックに関する素朴な疑問
〈新型コロナウイルス肺炎の感染拡大報道について〉(各局)

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   事態が拡大して以来、ずっとこのニュースを追いかけているが、テレビは映像の強みがあっても紙媒体の緻密な独自取材には追い付いていない。素人が撮ったスマホの映像を、「独自に入手しました」とか言って流すのがオチ。その中で、2月1日夕に放送された『報道特集』(TBS系)の取材は、実際にキャスターが動いていて目立った。
   例えば、ウイルスを取り出す研究所の現場にキャスターが取材に行って立ち会っている。『封鎖された武漢』と称して、武漢で帰国を待っている日本人が撮った部屋の様子を詳しく映した。それによると、毎日がカップヌードルと水、糖尿病の知人は、糖質ばかりのため病気が進行するのではないかと悩んでいる。同情しきりだ。
   日本での関係者の会見で、気になって頭にくるのは、チャーター機で帰国した人々のことを話す時に、「患者が、患者が」と、まるで見下げた言い方であることだ。新型コロナウイルスに感染している人は犯罪者ではないのである。「患者さん」とか「感染している方」とか言うべきだ。会見者はいかにも官僚的に上から目線で不愉快である。
   総体的に、今度の事件はパンデミック現象である。何を遠慮しているの。中国の初期対応のまずさが事態を悪化させているのだから、もっとはっきり彼の国を槍玉に挙げる発言をするべきである。生ぬるい。素朴な疑問だが、マスクなんかでウイルスの侵入を阻止できるのか? これこそ気休めではないのか? 誰も指摘しない。(放送2020年1月~2月)

黄蘭

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