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新型肺炎で水際大作戦!大型クルーズ船を沖に足止め、全3500人を検疫 

   乗員乗客3500人をのせて日本に戻ってきた豪華クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に新型コロナウイルスに感染した人が乗っていたことがわかり、昨夜(2020年2月3日夜)から急きょ、着岸しないまま停泊し検疫が行われている。

   感染していたのは香港の男性(80)で、1月20日に横浜から乗船、鹿児島に寄港後、25日に香港で下船した。船内にいたときからせきが出ていたといい、30日に肺炎を発症、2月1日に感染が確認された。男性は船内ではサウナに入ったり、レストランでバイキングの食事したりしていた。接触活動が濃厚なのだ

感染した香港男性、船内でサウナやバイキングで食事

   船は航海を続け、台湾や那覇に寄り、那覇では5人が体調不良を訴えたが、感染を疑われる人はいなかったという。船は横浜の大黒ふ頭沖に停泊、乗客からのツイッターには「石鹸と水で20秒間手を洗うことを推奨します。石鹸と水を使用できない場合はアルコール消毒を心がけてください」と呼びかける船内放送が入っていた。

   森圭介アナ「症状を訴える人が数人いて、検疫官が優先的に検疫を実施しています」

   検査は夕方までかかりそうで、陽性なら病院に搬送され、陰性なら症状があっても帰宅できるという。結果が出るまで乗船客は沖に足止めだ。

   司会の加藤浩次「発症していなくても感染していて、ウイルスを持つ人が外に出る可能性も考えられるのですね」

   東京歯科大の寺嶋毅教授「重症の人に比べるときわめて低いが、ゼロかどうかはむずかしい」