2024年 4月 24日 (水)

いまや世界で一番おいしい日本のチョコレート!抹茶、干し柿、日本酒・・・これまでなかった味にパリの祭典でも高い評価

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インドネシアのカカオ農家を応援して豆から厳選

   サロン・デュ・ショコラに4年連続で入賞しているベンチャー企業「ダリケー」は、カカオ豆を入れるとチョコレートのもとになる液体を抽出するマシーンを出展した。吉野慶一社長は外資系投資銀行やヘッジファンドで仕事をしてきたチョコレート界では異色の人物である。インドネシアを訪れたときに、カカオ豆が商社などに買いたたかれるのを見て、「生産地で農家と協業していい豆を作りたい」と、金融機関やデパートを説いて回った。

   カカオドリンクの抽出マシーンは、シャープで生産中止になっていた茶葉を粉末にする機器をもとに技術陣とともに作った。これまでなら72時間かかった液状化を1分でやってしまう。「これでより多くの利益が豆の生産者に入るようになればと考えました」という。

   チョコレートジャーナリストの市川歩美さんは、代金の一部をカカオ農家の支援に回すことから、「キーワードはサポチョコ(サポートするチョコレートの略)」という。山口さんは「応援したい気持ち、応援欲を上手に刺激することが戦略になる」と言い、宮田教授は「単にお金を稼ぐのではなく、よりよい世界に貢献する。その手段としてビジネスがある。どんなものを食べるか、どんなものを選ぶかが世界を変える」と評価している。義理チョコ、本命チョコなどと騒ぐな。チョコレートの世界は深い。

NHKクローズアップ現代+(2020年2月13日放送「世界が恋する日本チョコレート 小さな会社 躍進のヒミツ」)

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