J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

「感染者情報」移動の交通機関も住んでる街明らかにせず・・・住民はいよいよ疑心暗鬼

   新型コロナウイルスの感染者情報が自治体や国によってバラバラだ。移動経路について、千葉県は「公共交通機関で都心へ行った」としか公表せず、「電車か」という質問に、「はい、そうです」と明かすだけで、具体的な路線名は「控えさせていただく」という。名古屋市は「20時7分のニュースカイ2号車」と、乗った電車の時刻や車両まで公表した。

   感染者の国籍や住居も、京都市は「市内在住の中国籍の男性です」とオープンかと思えば、北海道は道内居住という以外は「お答えできません。厚生労働省と協議した結果です」

   司会の加藤浩次「これでは、北海道全部の人が不安になってしまいますよねえ」

元厚労相・舛添要一「危機管理が全くできてない」

   2009年の新型インフルエンザ流行時に厚労相だった舛添要一氏は、こう批判する。「路線を言うと、鉄道会社から文句が出たらこまるな、というようなことばかりを先に考えるんです。知れば、だれもが注意するのに、一番悪いのは情報を出さないこと。危機管理ができていません。

   この期に及んで、国籍も言わないなんて、北海道はバカなことをしている。ちゃんと情報を出さないから、ウソや流言飛語が広がるんです。中国と同じことをやっちゃダメ」

   加藤「いま市中感染といって、感染者が北海道から沖縄までちらばっています。この状況をどう考えればいいか」

   舛添氏「ウイルスは県境で止まってくれないですよ」