2020年 12月 5日 (土)

演技が生硬な川口春奈・帰蝶は気に入らないが、長谷川・光秀でイメージ逆転。王道の大河ドラマを期待する
<麒麟が来る 第7回 帰蝶の願い」(NHK総合)

   下がりっぱなしだった視聴率が今回やっと15.0%まで回復した。虎視眈々と足を引っ張ろうと待ち構えている意地悪陣が、あまり話題にしないので代弁すると、民放にはないBSプレミアムの先行放映がNHKにはあり、ここで、「麒麟」は4.5%位の数字を取っている。地上波と足すと20%近くはコンスタントに稼いでいるのだ。
   さて、今回の内容で筆者が気に入らないのは、川口春奈である。鳴り物入りの代役で好意的に受け取られているが、やっぱり彼女の演技は未熟で、まるで電信柱が突っ立っているよう。色気もないし情感に乏しい。マンガみたいな顔だが、駒になる門脇麦の方がよほど微妙な感情を表現出来ている。だが、まあ、2人とも頑張れや。
   史実にない光秀若き頃の物語で、今のところ話に芯が不足しているが、明智・長谷川博己・光秀の爽やかさと滑舌の良さで気分よく視聴できる。4K・8K対策のカラフルさも気にならない。『平清盛』の時のようにリアリズム追及の余り、暗くて陰気な画面よりも楽しく見られる。役者ではセリフが聞き取りにくいがマムシの道三を演じる本木雅弘、松永弾正の吉田鋼太郎の存在感が双璧。
   演出家(大原拓)のインタビューを読むと、「これまで暗く神経質な男というイメージだった光秀を、長谷川博己の豊かな表現力が変えてくれるかもしれない」と期待している。脚本は手練れの池端俊策、このコンビで是非とも正統派大河ドラマの王道を描いておくれ。(放送2020年3月1日20時~)

(黄蘭)

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