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安倍首相やっと「マスク転売禁止」!ネットやワイドショーは1か月前から提案してたよ

   安倍首相はきのう5日(2020年3月)、ようやくマスクの転売を禁止した。ネットやワイドショーで「禁止」を求めてから1か月遅れだ。もう、後手の後手の後手である。

   ヤフオクの「マスク905枚」のオークションに、「99億9999万9999円」という応札があった。1枚あたり1100万円だ。実は、ネットでの転売を妨害する手だという。限度額いっぱいの札を入れて、他の応札をブロックしておいて、最後にキャンセルして、出品者に金が行くのを阻止するのだそうだ。

   メルカリは2月4日にマスクの転売を禁止したが、その後これがヤフオクに流れていた。ヤフオクも14日から禁止するという。

天下の愚策!中国・韓国から入国待機――国内感染広がっているときに水際作戦のとんちんかん

   なぜ足らないのか。群馬県のマスク販売会社に聞くと、中国から製品が届かないのだという。工場では作られているのだが、地方政府が「緊急備蓄資源」だとして輸出を認めない。工場の前に警察車両が止まって、監視している映像があった。

   アルコール消毒液も店頭から消えた。三重では、公共施設の入り口に置いてあった消毒液のボトルが盗まれた。防犯カメラには、鞄に入れて持ち去る男が写っていた。 キャスターの立川志らく「石鹸で洗えばいいじゃない。マスクだって、予防にはならないんでしょ」

   安倍首相は中国・韓国からの入国者に、2週間の指定場所での待機を課し、公共交通機関の利用を控える、発行済みビザの効力停止、受入れ空港を成田と関西空港に限ると決めた。

   これを元厚労相の舛添要一氏は「天下の愚策だ」と噛み付いた。「もう国内に数千人単位の感染者がいるのに、止める意味はありませんよ。むしろ問題の方が多い。経済潰れますよ」「2週間待機というのは、事実上来るなということです」

   日本国内で日本人から日本人に感染が広がっているときに、いまさら水際作戦とはちぐはぐもいいところだ。これも、安倍首相の「私がリーダーシップを発揮してやってる」ポーズの一つなのだろう。