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新型ウイルスで名指しデマ!「社長が感染」と流された食品店や会社は売り上げ激減や解約

   「あいつは新型コロナウイルスに感染した」と名指しのデマがSNSに広がっている。秋田県横手市の老舗食品店社長、林博樹さんはSNSに「社長夫婦がクルーズ船に乗ってコロナウイルスに感染したそうだ」と投稿された。クルーズ船に乗ったことはなく、「ダイヤモンド・プリンセス」の感染騒ぎの時は秋田県内にいたが、店の売り上げは30%減、宅配している牛乳の解約が通常の2~3倍もでた。

   従業員の子どもまで学校で嫌がらせを受け、林社長はホームページでデマを否定し、警察に相談している。

否定の新聞広告で40万円

   長野県松本市で建設会社を経営する小林稔政さんは、県が60代男性が感染したと発表すると、「松本市の小林創建という会社の社長とそのご婦人だそうだ」とSNSに書き込まれた。小林さんは40代で未婚だ。「事実無根」とホームページで否定し、地元2紙に広告を出して40万円かかった。同じような被害にあった香川県高松市のスーパー社長は、「デマはどんどん伝播する。泣き寝入りしかないのかとやり切れない気持ち」という。

   司会の加藤浩次「間違った情報を流すのが一番タチ悪いし、やってはいけないこと。SNSの投稿にはそういうものがあふれています」

   近藤春菜キャスター「誰が書いたかをたどって、罰しなきゃダメです」。名誉棄損や威力業務妨害罪も考えられる。ライバル業者がやっている疑いはないか。

   加藤「拡散させた人も同罪です」