J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

「麒麟がくる」信長、婚礼引き出物に笑顔で生首!「サイコパスすぎて怖い」「竹千代が不憫」とネット戦慄!

   NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(写真・NHKホームページより)が15日(2020年3月)に放送され、染谷将太演じる織田信長が、父・信秀(高橋克典)に喜んでもらおうと、桶に入った松平広忠(浅利陽介)の生首を差し出すシーンが描かれた。

   無邪気に笑いながら生首を差し出す一方、父・信秀の激怒を買うと悔しがって泣きわめくギャップに、ネット上では、「可愛い顔して恐ろしいことを」「サイコパスすぎる」「うわー、怖え...」という戦慄の声が殺到した。

「ただパパに褒められたかっただけ」のノリで暗殺

   こんな声が相次いだ。

   「染谷クンは剛柔、正狂、どちらでも演じられる実力派ですが、こと感情を持たない冷血漢となると、染谷クンのスリーピング・アイも手伝って、もはや全俳優の中でもダントツかも。今回の、『ただパパに褒められたかっただけ』のノリで、得意気に新妻と共に生首を持参する若き信長に、これからの期待を覚えました。もしかすると、大河史上に残る信長になるかも」

   「竹千代の父・弘忠は矢を喰らい、槍で刺され、背後からナイフで首を掻き切られる。強烈な3コンボで絶命したあげく、首まで撥ねられると壮絶な死を遂げました。特に3発目の木の後ろからヌゥーッと手が伸びてくる様は、まるでホラー映画のノリ。ビックリしました。製作者はホラー映画好き?」

   「首桶かな、と嫌な予感はしましたが、まさか婚礼披露の席でとは。後の浅井朝倉討ちの後、祝宴での金箔ドクロ酒の前触れか。父・信秀、母・土田御前ともども我が子ながら底知れぬ不気味さでどうしても可愛がれなかったのかもしれません。そのシーンがまた、領民思い過ぎる程の民政話の後ですから。これでは生真面目に平和な世界を希求する光秀との齟齬は当然、さぞ緊張感溢れる主従関係となるでしょう。この調子では比叡山焼き討ち、長島一向一揆などどこまで恐ろしいか、です」

   「染谷君の信長が期待以上の魅力を放ち演技も秀逸。帰蝶には祝言をすっぽかした件を素直に謝り、茶目っ気を見せ、親の愛情に飢えた弱い一面を見せ、帰蝶に鉄砲の撃ち方を教える優しさを見せた。一方では竹千代の父広忠の首を父信秀の前に差し出す残酷な一面を見せた。信長の二面性が怖いけれど奥深い人間性に魅了された。今回は信長と帰蝶が惹かれ合っていく過程が興味深く、後半の光秀と熙子の恋愛エピソードがすっかり色褪せてしまったね」

   「残忍さと先読みの鋭さ、染谷の容姿とのギャップがいい。喜怒哀楽の絶妙な使い分けの演技で、凄まじい・信長像を見せつけました。マムシとの絡みが楽しみだ」

家康の信長復讐劇がこれから始まるのか

   一方、こんな意見も。

   「みんな勘違いしているよ。この時の信長は14歳か16歳だよ。染谷信長の演技で表現しているのは『凄み』ではなく『幼さ』なのですよ。精神はまだ少年。親に認めてもらいたい盛りなんですよ。竹千代を邪険にして放った大声は、人を威圧するものではなく、単に親に認めてもらえなかったことの悔しさなのです」

   その竹千代が不憫でならないという声が多いが、今後、家康と信長の関係はどうなるのか。今後の展開にこんな予想が。

   「父・広忠が信長に殺されたことで、家康にとっても信長が敵となる要素が入りこんできた。ますます話が混みあってきて目が離せない。家康は、いつ命を狙われてもおかしくない状況の中、生き抜いてきた。正体が忍者とわかった岡村さんが、今後守る役になるのだろう。となると、岡村さんは光秀との縁もあり、光秀の最期にかすかな期待がもてそうだ」

   「父を暗殺した黒幕は信長!これ家康はいつ知るのかな?その後の両者の同盟や本能寺の変の時の家康の行動と関わってくるのか?」

   「幼い家康は、わざと将棋に負けて年長の相手に気を使っている。勝って当たり前の相手に勝っても面白くないし、勝てばいじめられる。目上の者に気を使えない光秀より優れている。ここに、天下を取った人間と取れなかった人間の差が見えるね」

   「信長様とうつ将棋は楽しい。光景が目に浮かぶ。孤独な中で束の間の楽しい時間だったでしょう。信長も笑顔でその子の父親を殺っちゃうんだから、やっぱり相当えげつないね。復讐されなきゃいいけどね」(テレビウォッチ編集部)