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「一斉休校」感染者いない地域は解除へ―公園や街中が混雑して学校の方がかえって安全

   新型コロナウイルスの感染者が確認されていない地域に限り、学校活動や屋外でのスポーツ観戦などを容認する見解案を政府の専門家会議がまとめた。毎日新聞の報道を「モーニングショー」が伝えた。大規模イベント自粛や臨時休校が一部で解除される見通しとなった。

   白鴎大学の岡田春恵教授は「地域によって決めていくのは、いいと思いますね」という。浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)も「(公園や街中が)学童が混雑しており、学校の方がきちんとした対策ができたのではないかと言われています。子どもたちの健康管理や学ぶ権利をそんなに長く制限はできないと思います」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「長期戦ですから、これからは地域ごとにもっと検査をやって、感染の広がりを把握し、感染者が出たらその学校は休校にするなどのきめ細かい対応がとっていくのがいいと思います」

イギリスは高齢者感染防止を重点に、学校は閉鎖せず

   イギリス政府がきのう17日(2020年3月)に発表したコロナ対策新方針は、70歳以上の高齢者や妊婦に対して他人との接触を避けることや外出を控えるよう呼びかけているが、学校の閉鎖はしていない。

   岡田教授「日本とイギリスでは対策の方向性が違います。イギリスは流行抑止よりも、高齢者らハイリスク者への対策を重視しています。日本は流行そのものを抑止して高齢者にうつさないようにしています。どちらがいいかは、後になってわかってくると思います」

   浜田「中学生なんかは、休校にしたことで、むしろ街に遊びに行ってしまっています。学校の(一斉)休校については効果がどうだったのかなとは思いますね」