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長引く休校で子どもは「情緒不安定」、親はイライラ・・・家の中の時間割つくろう

   近江友里恵キャスターが「新型コロナウイルスの影響で休校を余儀なくされてから、およそ2週間となりました。ご家庭でこんな変化、起きていないでしょうか」と問いかけた。視聴者から番組あてに「小学6年生の娘が、情緒不安定になり泣くことが増えてきた」「少年野球をやっている子供が、体を動かせず、ストレスが溜まりいつ爆発してもおかしくない」といったメールが寄せられているという。

   松岡忠幸アナ「専門家によると、今は、ある種、災害からの避難生活を強いられている状況ということです」

   休校中の子供との過ごし方について、災害時のメンタルケアに詳しい原田奈穂子さんが解説した。「最初は学校が休みになって、楽しく感じる子供たちも多かったと思います。ですが、ひと通り遊び尽くした頃や、生活のリズムを整えるのが難しいと感じる時に、ストレスや不安、イライラを持つ子供も出るかもしれません。親御さんも、毎日、子供がいたり、在宅勤務をしていたりすると思います。その疲れを親御さん自身が感じる時が要注意といえます」

スマホのアプリに入力して、時間が来たらチャイム

   子供のストレスを軽減させる対策のひとつが、「生活リズムを守る」だ。原田さんは、家でも時間割を作ること、スマホのアプリなどで時間を区切ってチャイムを鳴らすことを勧めた。とはいえ、子供がなかなか家では時間を守らない、集中しないということが多いだろう。

   原田さん「できたら、勉強の時間は大人も横に座って本を読むなど、集中するお手本を見せるのも効果的です。家事は家庭科の実習時間だと考えて、一緒に掃除機をかけたり、洗濯物を干したりするといいと思います」

   子供の不安やイライラを共有するのも重要だという。「大人が不安やイライラを感じているのと、同じように子供も感じていると理解して、『本当は私も不安なんだよ』とか、『学校もないし、外で遊べなかったら誰だってイライラしちゃうよね』と伝えてあげる。子供たちの気持ちを受け入れてください」と原田さんはアドバイスする。