2020年 9月 30日 (水)

息子・大治郎の友人が狙われる一件。相変わらずカメラが美しい。北大路の小兵衛は真面目一方で色気に欠けるが・・・
<剣客商売 婚礼の夜>(フジテレビ系)

   池波正太郎原作の有名作である。剣の達人の秋山小兵衛(北大路欣也)は孫のように若い妻・おはる(貫地谷しほり)と川辺のあばら家で、悠々自適の生活を送っていた。剣の道場の師範代は息子の大治郎(高橋光臣)に譲っている。その大治郎に上方出身の友人・浅岡鉄之助(内田朝陽)がいるが、浅岡は浪人たちに狙われている。
   岡っ引き(山田純大)らの情報で浅岡は浪人のボスに恨まれているのだが、これはボスの誤解から発している。以後、小兵衛は田沼意次(國村準)の屋敷に行ったりしていろいろと動く。女剣士の三冬は今回、瀧本美織が演じている。いつもと少し違うのは、今回は大治郎がこっちから仕掛け、ボロ布を纏い素浪人の剣豪に化けて先に浪人宿に乗り込み、そこでいきなりチャーンチャンバラバラ。
   長年「剣客商売」が好きで見てきた筆者は、北大路には悪いが、小兵衛は藤田まことがいちばんよかったと思う。というのは、初老の剣の達人のくせにスケベ親父で、おはるとイチャイチャするジジイ。「斬る」時にはゾッとする凄味があるのに、普段はちょっとニヤついた好色ぶりものぞく適役は藤田をおいて他にいない。北大路欣也は真面目一筋、おはるを抱く場面は木で鼻をくくったようで見ている方が照れる。貫地谷も小林綾子の足元にも及ばない。
   ただし、相変わらずカメラの美しさは目の保養である。特に川を真上から撮ったショットや逆光の水面は一服の清涼剤であった。(放送2020年3月13日20時~)

(黄蘭)

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