2020年 3月 31日 (火)

唐突な白血病。戸田恵梨香や北村一輝はよかったが、長丁場の脚本に力不足を感じた
<スカーレット 第24週>(NHK総合)

印刷
富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   視聴率は相変わらずいいし、戸田恵梨香も自然な演技がいい。だが、半年間の長丁場は書き手にとって過酷だったのだろう。後半に来て話がいささか支離滅裂になった。変な女が現れてパリに行こうと誘ったり、ジョージ富士川という有名人がウロウロしたり、喜美子(戸田恵梨香)の昔仲間で妹の夫・大野信作(林遣都)のドタバタで1回が潰れてしまったり。こうした場面はつまらなかった。
   それに加えて、夫・八郎(松下洸平)との離婚の顛末も唐突。1人息子・武志(伊藤健太郎)の高校卒業、大学受験、卒業など、母親として最も子供の人生にエポックメイキングな出来事がネグられていて、この脚本家は母親の気持ちが理解できない人だなとさえ不満に思う時があった。今さら言っても仕方がないが。
   そこに突然、武志の白血病である。モデルの陶芸家の息子さんが白血病で若くして亡くなり、その後、支援団体を立ち上げた史実があるらしいが、これも非常に唐突感があった。陶芸家・川原喜美子の一代記としては大きな出来事であろうし、それまでの明るい成功物語に比して、最後の山場には違いないが、違和感は免れない。
   半年間を振り返ると白眉だったのは大酒飲みのお父ちゃん、北村一輝の存在感、穴窯で焼くシーンの迫力など。ただ、素人の目から見て、芸術作品の当選作である壺などが、ちゃちな木の棚に無造作に置かれていた事。落ちたら割れるだろうと、無神経の極みだった。(放送2020年3月16~18日8時~)

(黄蘭)

採点:0.5
今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
お知らせ

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中