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コロナ禍のなか、羽目を外すバカ者が世界各地に!肝試しにドアノブをなめたり、「高齢者除去」動画を拡散させたり

   新型コロナウイルスの感染拡大で、米国政府は10人を超える集会などの行動を制限するよう要請したが、16日(2020年3月)に米国テキサス州のビーチには若者たちが集まって夜通し盛り上がる姿が動画サイトにアップされた。

   フロリダ州マイアミでも観光客らが集まっている。彼らの話を聞くと「うつったらうつった時だよ」「制限するのはやりすぎ。おかげで春休みがめちゃめちゃよ」など「うつってもいい」と言わんばかり。こうした若者の姿に、米国では「やりすぎ」の声も高まっている。

   WHO(世界保健機構)のテドロス事務局長は20日、「若くても入院や死をもたらすことはあり、若者でも無敵ではない」と警鐘を鳴らし、「ほかの人への感染源となる可能性がある」と主張した。

防護服を着て「コロナパーティー」で踊る若者

   だが、SNS上に拡散しているのは「ブーマーリムーバー」という言葉だ。「ブーマー」とは現在中高年に達したベビーブーマー世代を表し、「リムーバー」とはその意のとおり「除去」を意味する。つまり、ウイルスによって高齢者を除去するという意味になる。

   海外メディアによると、多くの国の若者たちは感染拡大防止の警告を楽観しているという報告が上がっている。独ベルリンでは「コロナパーティー」などが開催され、「人生を楽しみたいだけ」という若者が防護服もどきの衣装を着て公園などに集まる事例が続出。警察当局によって次々とパーティは解散させられている。

   現在は真夏の豪シドニーでは自粛要請を無視して多くの人が海水浴に集まったため、観光地が閉鎖された。しかし、小グループの若者たちは観光地周辺に残っている。バハマでは感染者が確認された翌日の16日、春休みの学生たち250人が船上パーティーを行い、酒を片手に踊るなどした。

   さらに、ネット上では「コロナウイルスチャレンジ」なる動画が話題になっている。若い男性が「コロナチャレンジをする」と宣言して行った悪ふざけは、ドアノブを舐める行為。テーブルやドアノブは、飛沫が付きやすく接触感染の温床となる可能性が高い。海外メディアはこうした動画がきっかけで、感染が拡大することを懸念している。

   司会の小倉智昭「ドアノブを舐めている人には、便座でも舐めていろと言いたくなるくらい腹が立ちます。年寄りは必要ないという考え方ですね」

   コラムニストの河崎環「子供に見せていい動画ではない。若者は軽度で済むといって、ドアノブを舐めるのがカッコよくて勇気があると思っては絶対にダメ」

   キャスターの俳優・石黒賢は、「ブーマーリムーバー」とは逆に「I stay home for...」という、高齢者や家族のために家にいようと呼びかける動きを紹介。

   石黒賢「エルトン・ジョンやマライア・キャリーが賛同をしていますが、ジャスティン・ビーバーなど若い世代に人気のあるアーティストにも賛同してほしい」