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新型コロナ、小池都知事「首都封鎖」ありうる!危機感薄すぎる若者が全国に感染をまき散らす

   新型コロナウイルスの感染増が止まらない。東京では昨日23日(2020年3月)にも新たに1日あたり最多となる16人の感染が確認されるなど、ここ5日間で43人増加。厚生労働省はこのまま進むと4月8日までに東京の感染者数は530人、重症者43人という推計を出している。東京の特徴は帰国者の感染が多いことに加え、感染経路の追えない患者が多いことだ。

   23日の記者会見で小池百合子都知事は「この3週間が、オーバーシュートが起こるかどうかの分かれ道」として、4月12日までのイベント自粛を要請するとともに、今後の推移によっては都市の封鎖「ロックダウン」を行うこともありうると語った。さらに都は若年層クラスターが発生し、無症状で親世代、祖父母世代に感染させる恐れがあるとして、若い人に対してリスクの高い場所にいかないよう要請した。

この3週間が分かれ道。埼玉、神奈川、千葉も危ない

   SNSでは「首都封鎖なんて言葉初めて見た」「そうなったらどうすればいいんだ」という戸惑いの声が相次いだ。

   倉持仁・インターパーク倉持呼吸器内科院長「ほとんど自宅で仕事を行い、外出は買い物程度という人でも陽性が出ている。(諸外国での増え方を見ると)感染者が千人超えるとそれから10日で1万人になる。(530人という推計は)埼玉や神奈川など東京圏で考えるともっと多いのでは」

   岡田晴恵・白鵬大学教授「今の時に対策をしておかないと手遅れになる。仮にその数値であってもその先増える。ロックダウンへの言及もこれが布石。東京は全国から若者が集まって離散していく。2次感染者が追えないので若い人へのインパクトのある説明、啓発が急務」

   青木理(ジャーナリスト)「大阪や北海道の動きは危機感が出ていた中で、小池さんはメッセージ発していなかった。そこでいきなり首都封鎖というメッセージは強烈すぎる。一方で全員とは言わないが若者の意識が低いという気がする」

   菅野朋子(弁護士)「若い人は人命に関わっているというのがピンと来ていない。若いからかかっても死なないよねという感じ。自分たちが感染源になるが、強制力がないと親や周りが言っても聞かない」

   倉持仁医師「諸外国のトップはかなり強い口調で発言している。人命第一の対応で後悔することはない。経済を考えなければすぐ止めた方がいい」

文・みっちゃん