2020年 7月 10日 (金)

大豪邸に住む本木雅弘への密着ドキュメント。『麒麟がくる』の大宣伝だナ
<プロフェッショナル 仕事の流儀 本木雅弘スペシャル」>(NHK総合)

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   73分もかけて本木雅弘を取り上げるのは、間違いなく自局の大河ドラマ「麒麟が来る」の宣伝に資するためである。だが、ナレーションが巧妙で、大物だが私生活はヴェールに包まれている元シブがき隊の有名アイドルが、自宅や稽古場を映させたのは稀有な僥倖である風に言う。こちらは別に本木の私生活なんか見たくもないのに。

   取材させたいはずである。大豪邸である。3階の自室まではエレベーターがついていて、亡き義母の樹木希林が、毎日、3階まで本木家のゴミを集めに来てくれたと話す。妻の内田也哉子は本木のことを「宇宙人か異星人」だと言う。これは婉曲なる誉め言葉で、ぶっ飛んだロケンロールの内田裕也も、外見ははちゃめちゃ人間に見えたが、実は家族写真にもちゃっかり貫録の父親面でおさまっている。仲のいい芸能人一家である。娘の名前が「きゃら」とはね。

   「麒麟が来る」では、いつも主役の本木が、初めて脇役をやったと強調し、演技について逡巡する様が描かれる。真面目で自己嫌悪も強い性格とわかるが、ちゃっかり計算しているようにも見える。初の悪役、マムシの道三を演じている本木は、盛んにテイクを要求して演じ直して謙遜する。こちら側から見ていると、この人には、本人が言うように大物感とか凄味が欠けている。純粋の演劇畑出身ではないことから来る突き抜けた演技力が足りないのかもしれない。以前にも書いた通り、彼は取りあえずエロキューションを磨くべし。(放送2020年3月28日19時半~)

   (黄蘭)

採点:0.5
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