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志村けんさん、陽性判明からわずか6日で亡くなる 家族に会うこともできず直接火葬へ

   コメディアンの志村けんさん(70)が新型コロナ感染による肺炎のため、29日(2020年3月)に亡くなった。発症から12日、陽性が判明してからわずか6日後だった。

   志村さんの家族は、志村さんの最後を看取ることもできなかった。志村さんの兄、知之さん(73)は「(遺体は)まだ病院にいるんだけど、そのまま火葬になっちゃう。家に戻ってみんなで送ることもできない。火葬場にも行けない。何もできない。だから(新型コロナは)恐ろしいですよ」と声を詰まらせた。

   1か月前に、志村さんの古希のお祝いんため親族で集まったばかりだった。甥の憲之さんは「飲みながら映画の話や朝ドラの話とか楽しそうに話していた。本人もすごく楽しみにしていたんだと思いますけど...」と語り、嗚咽した。

加藤茶さんは「日本の宝を奪ったコロナが憎い」

   ドリフメンバーの加藤茶さん(77)は「ドリフの宝、日本の宝を奪ったコロナが憎いです」とコメントした。

   「ドリフ大爆笑」や「8時だョ!全員集合」などで共演していた歌手で女優の由紀さおりさん(71)が志村さんと最後に会ったのはフジテレビの廊下だった。「『ねえ、また私を切ってちょうだいよ』って言ったら、『へへへ』って照れくさそうに笑っていた。それが私にとっては最後になってしまった。加藤茶さんの言葉が胸に刺さります」と由紀さん。

   新型コロナの特徴は、悪化するスピードがものすごく速いということだ。データから明らかになっているもので平均を取ると、発症から死亡まではわずか15.7日だという。

   司会の小倉智昭「人工心肺装置を使うために転院をしたという情報が流れた時に、『あらあ、そんなに悪いのか』と思った。最先端の病院に入院していたというのに...」