2024年 4月 19日 (金)

すでに起こってる「新型ウイルス」医療現場の機能不全!指定病院は「これ以上の受け入れ無理!」

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医者・看護師ら戸惑わせる風評被害

   無責任なうわさが医療関係者の足を引っ張る事態も起こっている。名古屋の南生協病院は2月末、肺炎患者のウイルス感染が判明。濃厚接触者だけでなく、同じフロアの職員40人全員を自宅待機とし、封じ込めに成功した。ところが、風評被害が職員を苦しめた。この病院に勤務しているというだけで、家族が会社から「出勤禁止」と言われた。家族が病院の受診を断られたなどという話も出てきた。

   ひどいのは、保育園が子供を預かれないといったり、「隔離」されたりがあったという。職員の保護者が迎えに行った時、子供は1人別室にいた。この問題の処理に当たった同病院の職員は、「意地悪や悪意ではなく、わからないからきっと不安なのでしょう。地域の人もスタッフを信頼して、一緒に医療を支えてほしい」と訴える。

   大曲医師も出入りの業者に感染に関わる仕事を発注したところ、「危険だから」と断られたり、びっくりするような高額の見積もりを出されることがあるという。「医療現場を追いつめています。病院をもっとサポートしてください」

   感染拡大を食い止める砦の医療機関が崩壊したら、もう爆発しかない。それが目も前なのだ。

クローズアップ現代+(2020年4月1日放送「感染爆発の重大局面② 治療の現場で何が起きているのか」)

文   ヤンヤン
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