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<ファインド・ミー~パリでタイムトラベル~>(NHK・Eテレ10日金曜放送)
プリンセスが、恋人と駆け落ち寸前に現代のパリにタイムスリップ!ダンスいっぱい青春ストーリー、恋人と出会えるか?

   20世紀初頭のパリで、オペラ座にバレエ留学中のロシアのプリンセスが庶民の青年との恋に落ち、駆け落ちしようとしたところ、なぜか自分だけが2018年のパリにタイムスリップしてしまい......。最近、日本で放送されたタイムスリップ物は酷評のうちに終わったが、仏独合作のこちらは2018年4月にシーズン1が放送されるや大人気となり、これまでに130カ国以上で放送された。仏独では今年、ファイナルとなるシーズン3が放送される予定だ。

   ロシアのプリンセスであるレナ・グリスキーは1905年、パリのオペラ座にバレエ留学し、その才能を高く評価されていた。しかし、ヘンリー・デュケという青年と恋に落ちたレナに母親が激怒。「バレエは踊らせません」と言ってロシアに連れ戻そうとする。そこで二人は駆け落ちすることを決め、ヘンリーは愛の証しとして代々家に伝わるペンダントをレナにプレゼントする。レナがオペラ座の舞台裏の扉をすり抜けると、なんと、そこは100年以上も未来の2018年のオペラ座の舞台の上だった。

  • 「ファインド・ミー~パリでタイムトラベル~」(NHK番組ホームページより)
    「ファインド・ミー~パリでタイムトラベル~」(NHK番組ホームページより)
  • 「ファインド・ミー~パリでタイムトラベル~」(NHK番組ホームページより)

ヒロインはじめ現役のダンサーや振付師がふんだんに登場

 

   突然レナが消えて呆然とするヘンリーに、彼の父親が驚愕の事実を告げる。デュケ一族は実はタイムトラベラーで、ヘンリーがレナに贈ったペンダントはタイムマシンだったというのだ。ヘンリーがレナを探して時空をさまよう一方、レナは現代のオペラ座のバレエ学校に留学生として入学し、ここでもバレエの才能を発揮して人気者になるのだが......。果たして2人は再会し、レナは1905年に帰ることができるのか?

 

   このドラマの人気の理由は、4歳からクラシックバレエを習っている主人公レナ役のジェシカ・ロードをはじめ、若いころのトム・クルーズばりの二枚目マックス・アルバレス役のローリー・J・セイバーなど現役のダンサーや振付師が登場し、バレエはもちろん、ヒップホップダンスなど優雅で迫力満点のダンスシーンがふんだんに披露されること。さらに、パリ国立オペラの全面協力のもと、撮影には本物のオペラ座(ガルニエ宮)が使われるなど、豪華絢爛な映像にも魅了されること請け合いだ。

 

   主人公レナの吹き替えは、歌手や女優としても人気急上昇中の声優・内田真礼が担当。仏独合作なのに、言語はなぜか英語。NHKでは2カ国語で放送されるので、英会話の勉強にもなる。

 

   もともとはティーン向けに制作されたドラマだが、大人だって十分に楽しめる。どうせ外飲み自粛なら、週末の夜は早めに帰宅して、ファンタジーな物語と華麗なバレエにダンス、そして美しいパリの風景に浸って、新型コロナの憂さを忘れましょうか。(よる7時25分放送。全26回)

   寒山