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新型ウイルス「感染者」最多!大阪は医療崩壊寸前―医療者向けマスク・防護服の備蓄ゼロ

   新型コロナウイルスの新たな感染者がきのう9日(2020年4月)、東京都は181人、大阪府は92人と、いずれもこれまでで最多となった。

   司会の羽鳥慎一「感染者増加のペースがどんどん上がっています」

   白鴎大学の岡田晴恵教授は市中感染が次のフェーズに入ったと指摘し、「クラスター(集団感染)を追うのはもう不可能」という。

   大阪府では医療装備の不足が深刻だ。医療者向けのマスクも防護服もともに220万個必要なのに備蓄はゼロ、医療用の手袋は450万セット必要なところに7万セットしかない。

吉村知事「予算を組んでも、買うことができない」

   吉村洋文知事は「予算を組んでも買うことができない」と、緊急事態宣言による優先配布を求めた。

   岡田教授「こういうとことから医療のほころびが出ます」

   緊急事態宣言が出たのだから医薬品・用品の強制収用もできるのだが、業者をどこまで取り締まれるか、業者の手元に実際にあるかないかもわかっていない。

   吉永みち子(エッセイスト)「もう少し何かできなかったのかと思います。公衆衛生の基盤は信頼です。政府や自治体からのメッセージに透明性や一貫性が必要で、信頼がないと効果も半減してしまいます」