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この校長許せん!父親がトラック運転手の新1年生に入学式だめ―感染拡大の大阪に配送に行ったから

   愛媛県新居浜市の小学校が、おととい8日(2020年4月)に行われた入学式に、新1年生2人を出席させなかった。父親が長距離トラックの運転手で、感染が広がっている大阪市に配送に行っていたことを理由に、校長判断で自宅待機させたという。

   どちらの家族も健康を損なった人はいなかった。抗議を受けた市教育委員会は、「過剰反応と判断ミス」として謝罪した。中村時広知事は「正しい対応とは言えない」と学校を批判した。

宅配業者に広がる「コロナ差別」

   こうした配送業者や家族への「コロナ差別」は急増している。荷物を持っていくと、消毒スプレーをかけられビショ濡れにされたり、サインを求めるボールペンを「使えません」と断られたり、荷物を汚物のように指先でもたれることもあるそうだ。

   野上慎平アナ「陽性ではない配達員に、実際にあったことです」

   富山県内の配送業者は「ばい菌みたいに扱う視線を感じると、自分たちも感染恐怖の中で仕事をしているのに傷つきます」と話した。

   長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「こういうことをする人たちは、荷物を注文するなよ。さびしい話。腹立たしいよ」

   吉永みち子(エッセイスト)「入学式に出られなかった児童は、哀しかったろうな。感謝すべき物流や医療関係者への差別があるのは、社会崩壊、人間崩壊がもう起きているのかと思いますね」