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斉藤工や行定勲ら映画関係者 休業要請で窮状のミニシアター支援に1億円基金

   新型コロナウイルス対策で休業要請が出され、ミニシアターやライブハウスが閉鎖の危機に立たされている。この窮状を救おうと映画関係者が呼びかけ人となり、「ミニシアターエイド基金」が設立された。参加したのは、映画監督でもある俳優・斎藤工、「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲監督、「この世界の片隅に」の片渕須直監督、「あん」の河瀬直美監督などだ。

   斎藤工は「人命最優先ですが、この戦いが長期戦になると、経済活動が再開したときの希望の1つがミニシアター」という。

   基金はクラウドファンディングで、全国78のミニシアターが2カ月間休業できる金額として1億円を設定した。すると、設定初日に5000万円を超え、3日で目標を超える額が集まった。

ライブ活動自粛のヒップホップグループ「BAD HOP」も支援金募集

   危機にあるのは、ライブ活動を自粛しているアーティストも同じ。川崎出身の8人組ヒップホップグループ「BAD HOP」は3月1日(2020年)に横浜アリーナでライブを予定していたが、無観客にしてライブ配信し、チケットはすべて払い戻し、1億円を超える負債を抱えることになった。彼らもクラウドファンディングで支援金を募ると、1カ月で約7800万円が集まったそうだ。

   モーリー・ロバートソン(ジャーナリスト)「文化を守る支援者たちが声を上げ、クラウドファンディングなどを行っているのは勇気があると思います」

   ロック・メタル好きで、中学時代からライブハウスに入りびたっていた経営コンサルタントの坂口孝則は「個人的希望として、収録が難しくなっているテレビ局は、再放送を増やすと思いますが、その時にまだ知られていないアーティストの活動をライブハウスから中継するなどしてほしい」と話した。

   近藤春菜キャスター「今はオンラインで単館上映作品を見ることができるようになっているので、ぜひチェックしてほしいです」