2024年 4月 25日 (木)

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菅も二階も公明党も見切りつけた安倍首相 コロナひと段落したら詰め腹切らせ自民党総裁選突入

   アベノマスクにお気楽なくつろぎ動画で、この男はいざというとき頼りにならないということを満天下に知らしめた安倍首相だが、一番呆れているのが、首相の女房役といわれる官房長官だと、週刊ポストが報じている。菅が安倍に対する不満をはっきり口に出したのは、安倍が全国一斉休校要請を出した時だったそうだ。

   休校に慎重だった菅は、決定直前まで知らされていなかった。安倍と今井尚哉補佐官ら、ごく一部の人間だけで決定されたのである。それに対して菅は、参院予算委員会でこう説明した。「どうするか(首相と)議論した。『最終的には首相のご判断ですよ』とも申し上げた。4~5日間議論して、首相がその日午後、判断されたと聞いた」

   これほどの重大な決定に、官房長官を呼ばないのは異例中の異例だそうだ。それ以上に、菅に近い議員を驚かせたのが、自らが部外者であったことを隠しもしなかったことだったという。菅としては「やってられるか」という気持ちで、こんな体制ではコロナ感染対策はできないと、菅の安倍官邸に対する決別宣言だというのである。それ以後は、会見でも、役人が書いたメモを読み上げるだけで精彩を欠くという。

   週刊ポストは、この肝心な時に官邸は機能不全に陥ったと見ている。決定的だったのは、安倍が緊急経済対策の目玉として打ち出した30万円の現金給付が不評で、まず二階幹事長がこれとは別に「国民1人10万円」をという案を提案し、公明党が遅れじと安倍にねじ込んで認めさせたことだった。

   二階派議員がこう語る。<「二階幹事長も公明党も、すでに安倍首相では危機を乗り切るのは難しいと見切りをつけている。与党が中心になって経済対策を作り直す。総理はコロナが収束した段階で役割を終え、総裁選に突入する。二階さんは石破茂・元幹事長や竹下派、石原派など非主流派幹部と会合を持ち、ポスト安倍で動き始めている」> 。すでに安倍の命脈は尽きかけているようだ。

   同じ週刊ポストが、政府の支援金はどうやっても手に入りにくいと批判している。 全国の都道府県労働局の窓口には、業績が悪化した事業主が「雇用調整助成金」の支給を求めて殺到しているが、予約したいがつながらない、予約が取れても相談日が4月末、支給が認められても入金は3~4か月先では、それまでに潰れてしまうという悲鳴があちこちで聞こえると、週刊ポストが報じている。

   さらに、申請書類の不備がないように、社会保険労務士や税理士に相談しようとしても、殺到していて電話がパンク状態でつながらないという。生活費を貸し付ける「緊急小口資金」を申請しようと思っても、こちらも申請から2週間はかかる。10万円を配るというが、これだっていつになるか、どいう手続きになるのか、皆目わからない。俺たちの税金なんだから、さっさと出せよ。そう怒鳴りたくなる気持ちはわかる。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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