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大阪府のパチンコ店実名公表がヤブヘビ 客「開いていると聞いて来たんや。自分の命や、どうでもええやろ」

   新型コロナウイルスの感染阻止に小池百合子都知事が「ステイホーム」と外出自粛を呼びかけたゴールデンウイークの12日間が始まった。繁華街の人出が減る一方で、東京、大阪とも自粛要請を拒んで営業するパチンコ店には25日、26日(2020年4月)と長蛇の列ができた。

   都内のパチンコ店には開店1時間前の午前9時過ぎに早くも「あ、人が来ました。自転車も続々やってきます。うわ、密集しています」(取材したディレクター)という状態で、駐輪場に列ができた。

開店1時間前から長蛇の列で超密集状態

   店側は店前で検温し、くじ引きで入店順を決めたが、マスクなしの人もいて、店内では席の間隔を開けてもいなかった。男性客は「地元の店は閉まったけど、こっちが開いていると聞いて来た」と話した。

   大阪では、府が店名を公表した6店中、3店が営業を継続。パチンコ店に入った男性客は「自分の体やから、俺はべつにどうでもええ」と言い放った。店は「従業員の生活を保障するために開店した」という。吉村洋文知事は「公表は(府の)義務で、府民の命を守る責任がある」としている。

   一方、神奈川県愛川町の河川敷にはキャンプにやって来た車がいっぱいで、テントが並んだ。家族連れや水着姿の人もいた。「なんにも思わない。自粛は禁止ではないし」という客もおり、帰った後には炭の燃えカスやポリ袋が散乱。「利用を控えて」と求める町の看板やアナウンスはいっこうにきかず、「その外出は命よりも大事ですか」と問いかけた黒岩祐治・神奈川県知事の呼びかけ(22日)もレジャー客にはどこ吹く風だった。

   司会の羽鳥慎一「そこまでの移動や現地での買い物もあるので、キャンプはいかがなものかと思いますが、賛否はあります」

   石原良純(タレント)「自分の命だという人がいたけど、人に広めてしまう。恐ろしい」