2022年 7月 2日 (土)

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イルカ・クジラが描く虹をモチーフにした"G-SHOCK"&"BABY-G"

新型コロナなぜか極端に低い日本の死者比率...日本語は唾が飛びにくいから?

   週刊現代の素朴な疑問から。みんなが不思議に思っていることを、真っ向から取り上げるのも週刊誌の大事な役割である。スペイン462人 イタリア411人 アメリカ143人 日本2・4人。人口100万人あたりの新型コロナウイルスによる死者の数である。日本が圧倒的に少ない。なぜなのか。

   週刊現代は仮説を9つ立てている。一つはクラスター対策が成功したからではないか。これは、クラスター感染が起きたら、感染がわかった人間の行動を追跡し、濃厚接触者を特定して検査する方法だ。韓国は検査数を増やして封じ込めに成功したが、それでも100万人当たりの死者は4・7人である。

   感染症対策の資源に乏しい日本だが、窮余の一策で始めたクラスター対策が功を奏しているという。だが、感染者が増え、経路を追跡できない「市中感染」が広がっているから、クラスターではすでに手が回らなくなってきているそうである。

   2つ目は、間もなく「医療崩壊」が起きるから、これからどんどん死んでいくだろうというものだ。そもそも、日本は医師の数が少なく、重症者を治療するICUもアメリカの5分の1しかないそうだ。医療崩壊がすぐそこまで来ている。これを食い止めないと、あっという間に死者は増え、さらに医療崩壊が進むという悪循環に陥りかねない。

   隠れコロナ死が多いのではという疑問があるが、これは、そうはいないようだという見方だ。ウイルスには、「中国南部と日本、アメリカ」と「武漢」「欧州」の3つのタイプがあるそうだ。日本のウイルスは他よりも重症化しにくいのではという見方もあるようだが、それはないと否定されている。

   よくいわれる、BCGが新型コロナウイルスに有効なのではという仮説。接種が少ないスペインでは大量に死者が出ているが、接種をしているポルトガルはスペインの5分の1だ。ドイツでも、定期接種を受けている旧東ドイツは少なく、旧西ドイツは多い。まだ解明されてはいないが、効果があるのかもしれない。

   日本人の多くはすでに抗体を持っているのではないか。これも有力な説かもしれないそうだ。よくいわれることだが、日本人の潔癖といわれる衛生意識が、欧米よりも死者の少ない理由ではないかといわれるが、これに頷く研究者は多いようだ。

   英語など他の言葉と比べると、日本語は唾が飛びにくい言語だというのも、あるのかもしれない。英語や中国語、韓国語に比べて、日本語というのは、あまり口を開かなくてもいい。今のところだが、日本の死者が少ないことは事実だ。このままいけば、致死率では最も少ない国になるかもしれない。そう祈りたいものだ。

   だが、週刊現代がいっているように、安倍政権は、新型コロナウイルス肺炎を「指定感染症」に指定したが、これがネックになるかもしれない。指定されると、一般の医療施設では検査も診療もしてはいけない。そのために、政府は極端にPCR検査を抑制するという対策を打ち出したが、その結果、「指定病院の医療崩壊」が起きてしまっているというのである。すぐにこの指定をはずせと、わだ内科クリニックの和田眞紀夫院長がいう。さもないと、さらなる医療崩壊が起こるというのだ。

   週刊現代は、死者が1万5000人超えのニューヨークをルポし、感染が拡大したのは、国際空港が多く、人の出入りが激しい街だからだとしている。地下鉄も縦横無尽に走っていて、それも混雑している。それが感染を広げたというのだ。日本ではJRの通勤電車がある。これを何とかしないと危ういだろう。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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