2020年 12月 1日 (火)

再現ドラマと証言ドキュメンタリーで描くケネディ大統領暗殺事件の真相。トランプ大統領はなぜ公開を拒否するのか
<未解決事件 File08 JFK暗殺・前編><未解決事件 File08 JFK暗殺・後編>(NHK総合)

   1963年11月22日、ダラスで暗殺された第35代アメリカ大統領、ジョン・F・ケネディ事件の再現ドラマとドキュメンタリー。CIAの元調査員や米軍関係者、映画監督のオリバー・ストーンら66人と共に、膨大な資料を駆使して真実に迫ろうとした渾身作。単独犯とされたリー・H・オズワルドが「自分は嵌められた」と言い残した謎の言葉。当作は背後に国家の部下であるCIAの存在を匂わす。

   貧乏と孤独の中で育ったオズワルドは海兵隊員で、厚木でソ連KGBの息がかかったMIDORIという日本人ダンサーに誘われる。ソ連に亡命したが、彼の地に絶望して米国に戻り、右翼のエドウィン・ウォーカー将軍の暗殺未遂をしてCIAの駒になり暴発する。ソ連から連れて戻った妻・マリーナの証言で背後が明かされて行く。

   金をかけた再現ドラマに大いに期待したが、結局、結論は「匂わせる」だけだった。何故ならば、2017年に公開された膨大な資料の残りを、公開すると言っていたトランプ大統領が、公開拒否してしまったので、肝心のキモの部分はわからずじまいなのだ。忖度するに、まだ恐ろしい黒幕関係者が生存していて、トランプを脅した?

   従って、当作は『大山鳴動して鼠一匹出ず』だ。所々、印象的な場面があった。オズワルドが教科書倉庫で狙撃した後、逃げるために脇の道路に走ってゆくと、そこに待っている筈の車は影も形もなかった。嵌められた彼は捨て駒として文字通り捨てられたのである。(放送2020年4月29日19時30分~、5月2日21時~)

   (黄蘭)

採点:1
姉妹サイト
    loading...
お知らせ

注目情報

PR
追悼
J-CAST テレビウォッチ
アクセスランキング
  1. 菅義偉は疲労の極に達している。主な要因はコロナ対策と経済回復を同時にやろうとする菅を忖度しない尾身茂分科会会長だ。官邸スタッフは「政府の組織なのだからこっちの意向に沿って発言しろ、と。ところが尾身さんは無視して危機を訴える。総理は怒っていますが、下手に圧力をかければ学術会議の二の舞になるのでイライラが募っている」という
  2. 安倍晋三の「桜を見る会」事件が永田町を震撼させている。東京地検特捜部が安倍の事情聴取に踏み込むのか、特捜部にその"覚悟"があるのかに注目が集まる。しかし、ポストによると同じ疑惑の構図が菅義偉にもあるという。官房長官時代に毎年横浜のホテルで開いていた「菅の春の集い」がそれだ。
  3. 眞子さんは穏やかそうに見えて、秋篠宮家の中でも最も性格が強いという。声明の「生きていくために必要」というのは、換言すれば"結婚できなければ世を去ります"とも受け取れ、周囲は眞子さんの覚悟の凄さにひれ伏した。眞子さんに密かにエールを送っていたのが当時、皇太子だった天皇だというのだ。
  4. 「エール」最終回コンサートに感動の渦!「本物の紅白でもやってほしい」「みなさん歌が上手でビックリ」「岩城さんのイヨマンテ、マジ凄すぎる」
  5. 携帯電話の料金値下げはいつから?専門家は「来春まずドコモから。他の2社はドコモに合わせて1か月後。ただし2割程度」と予想
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中