2024年 4月 25日 (木)

新型コロナで家族を亡くし癒えない悲しみ...最期に言葉をかけることも、手を握ることも、火葬に立ち会うこともできなかった

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医師も「救えないとなった時でも家族との時間を作ってあげられない」

   新型コロナウイルスで家族を亡くした遺族は、「闘病を支える」「看取る」「弔う」のそれぞれの段階で、本来できるはずのことができないという苦しみがある。がん感染症センター都立駒込病院・感染症科学部長の今村顕史医師はこう話す。

   「普通は、患者を救えないとなった時には、最期の瞬間までできるだけ家族が会える時間を作ることに力を注ぎます。コロナはそれが思うようにはできません。現場のスタッフにも大きな葛藤があります。 闘うべきはウイルスであって、決して人ではありません。距離を保つことは大事ですが、心の距離はなくしてはいけないと強く思います。人と人が協力することが、ウイルスと闘っていくための重要な鍵になると思っています」

   ※NHKクローズアップ現代+(2020年5月19日放送「新型コロナ 遺族からあなたへ」)

文   バルバス
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