2020年 10月 30日 (金)

検事長辞任報道の生ぬるさ。自粛疲れの視聴者をもっと知れ
<黒川弘務検事長の賭けマージャン辞任報道>(各局)

   大筋では「賭けマージャンはいけない」「それなのに7000万円近い退職金をもらうのはけしからん」「掛け金がピンぐらいなら起訴されないのか」など、週末のニュースショー、『ワイドナショー』(フジテレビ系)、『ニュースキャスター』(TBS系)等、黒川検事長の賭けマージャン辞任非難で持ち切りだったが、概してアバウト。

   筆者が驚いたのは、黒川たちの賭けマージャンが場所も金のやり取りもいじましいこと。5月1日に賭けジャンをやっていた場所が、たった40平米そこそこの1LDKマンションとは、麻雀の場所貸し男、産経新聞の記者は独身なのか? 文春砲にはトップ記事でバッチリ書いてあるのに、テレビに出ているコメンテーターたちの発言は細部が抜けている。つまり、辞任に至ったスクープ取材記事も読まずに、わあわあと同調しているだけである。ただの野次馬だ。

   国民が苦しい自粛生活にストレスまみれの上、迫力不足のリモート映像を見せられる視聴者はたまらない。中には、東大理学部(!)から検事になったコメンテーターが登場して、黒川は「これまでは真面目に働いてきて、有能な検事なのだから、退職金が支払われるのは当然」と、口あんぐりするような発言をした場面もあった。

   今月の家賃も払えない食事処の経営者、長々と準備してきた舞台やコンサートが丸つぶれの芸術家、自粛生活に黙々と従っている視聴者は、せめてテレビマンたちの激辛コメントが聞きたいのである。(放送2020年5月20日以降)

   (黄蘭)

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