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これではまだ来ないわけだ!10万円給付金の窓口が大混乱、オンラインなのに読み上げるとは

   国民1人当たり10万円の定額給付金だが、振込み作業がなかなか進まない。遅れの原因は入力情報の誤りなどで、担当する自治体職員は悲鳴をあげている。

   東京都品川区役所では、2人1組でオンライン申請を読み上げ、声出し確認をしている。ミスの修正作業も多く、1日の処理数は350件ほどだという。東京都八王子市では、入力情報に誤りが多いとして5月25日(2020年)からオンライン申請を停止、郵送申請に一本化した。

コピーではなく、キャッシュカードの現物を送ってくる人も

   郵送申請にもミスが多い。東京都練馬区役所でも100人体制で処理にあたっているが、受付を開始した5月15日(2020年)から、毎日万単位で申請書が届き職員は休日返上。大木裕子管理課長によると、申請書の記入ミスはもちろん、キャッシュカードのコピーではなく、カードそのものを送ってくる人もいたという。

   氏名右側のチェック欄は、給付を希望しない人がチェックする。間違いやすい問題点になっていて、自治体によっては「不要」の欄がないところや、品川区のように「希望」「不要」の2つの欄を作っているところもある。

   申請書の裏には、キャッシュカードや通帳のコピー添付欄があるので、こちらも忘れてはいけない。

   キャスターの立川志らく「私は練馬区民ですが、申請書もまだ来ていません。『不要』のチェック欄があるが、要らない人はもらってから寄付をすればいい」

   鴻上尚史(作家・演出家)「配りたくないのではないかと邪推したくなる」

   西村博之(2ちゃんねる開設者)「(品川区ではオンライン申請を)人がわざわざ読み上げていましたが、発展途上国のよう。パリの場合は税務署の申請窓口がオンラインにあって、そこに申請するともらえる仕組み」

   鴻上尚史(作家・演出家)「デジタルでできると思うんですけど、何年かかるんだろう。もっと賢い人がシステムの構築できないのかな」

文・みっちゃん