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夏のコロナ対策、マスクは熱中症に注意!梅雨もドカーッと降るし、8月は台風が次々に襲来するぞ!

   緊急事態宣言の全面解除でスタジオに戻った司会の小倉智昭は、「きのう(2020年5月25日)、気象庁から3か月予報が出され、今年は亜熱帯のようなムシムシした夏になりそうです。夏のコロナ対策はどうすればいいのでしょうか」と番組を始めた。

   コロナ対策といえばマスクだが、夏にマスクはつらい。東京・品川の戸越銀座商店街の串焼き店の従業員は、「マスク着用が決められていますが、蒸れるのでより暑いですよね。30分たつと汗でビショビショになってしまいます」と話す。フェイスシールドを着用すると、顔の温度はさらに1度上がる。

夏のマスクは顔の温度を急上昇させる

   気象予報士の天達武史は、「高温とコロナで今までにない夏になります。暑いだけじゃない。かなり湿度も高くなり、マスクをしているので呼吸が苦しくなり、熱中症の危険が出てきます」と予測する。

   WHO(世界保健機関)も「新型コロナのパンデミックの今年は、とくに猛暑が健康を悪化させる可能性がある」と警告している。

   天達によると、6~7月は大雨に注意が必要だ。梅雨もドカーッと降る。猛暑の8月は台風が次々に発生、日本列島に上陸しなくても、蒸し暑い風を送り込んでくる。熱暑と新型コロナの厳しい夏になりそうだ。

「海水浴、カップルはオイルを塗りあえません」

   夏の海水浴も今年は様変わりだ。神奈川県は海水浴場のガイドラインを決め、それによると、ビーチでは2メートル(最低1メートル)離れろとある。天達は「カップルでも、オイルを塗りあえません」と笑う。海の家は消毒液を完備し、完全予約制。中での食事中も会話控えめにするよう求めている。

   大磯や鎌倉の海水浴場茶屋組合は、「商売にならない」「これじゃあ、やってもしょうがないね」と嘆く。昭和大医学部の二木芳人・客員教授は「ウイルスは海の中では希釈されるので、感染リスクはほとんどありませんが、更衣室やトイレなど共用スペースは注意が必要です」と話す。

   どうやら、夏休みもまだまだ自粛ということ。

カズキ