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<エール>(第46話・6月1日月曜放送)
幼なじみの村野鉄男が転がり込んできた。作詞家になるというのだが、レコード会社にまったく相手されない

   幼馴染みの村野鉄男(中村蒼)が詞を書き、古山裕一(窪田正孝)が曲を書いたコロンブスレコードのデビュー曲「福島行進曲」はまったく売れなかった。ところが、福島で記者をしている鉄男は、無謀にも、作詞家になるため新聞社を辞めて上京してきた。「副業禁止だの、(社長の娘との)縁談断んなら左遷だの、面倒になってな。所帯持つあでもなぐなったし、この際、自分のやりでえごとやろうど思っでな」

   裕一「よぐ決断したね。一緒にがんばろ」

   鉄男「ああ、それで、さっそくなんだげど、コロンブスレコードを紹介してもらうごどでぎねえか。詞を見てもらうだげでいいんだ」

   鉄男は知り合いの下宿に住むことになり、裕一はコロンブスレコードのディレクター廿日市誉(古田新太)に鉄男を紹介しようと会社のサロンに連れて行った。ところが廿日市は見下した態度だ。「誰を紹介したいって? 『福島行進曲』、ぜんぜん売れなかったじゃない。だいたいあの詞、さっぱりわかんないよ。トランプって何よ。ああ、君がトランプ君か」

   鉄男「あんた、福島ばかにしてんのが!」。鉄男はサロンから出て行ってしまう。後を追った裕一がなだめていると、作曲家の木枯正人(野田洋次郎)が通りかかった。裕一に話があるという。

音は「椿姫」の稽古が始まった...双浦環に励まされて大張り切りだ

   音(二階堂ふみ)は音楽学校の記念公演「椿姫」の主役を同じクラスの夏目千鶴子(小南満佑子)と争い、必死で主役をつかんだ音(二階堂ふみ)はやる気いっぱい、いよいよ稽古もはじまった。オペラ歌手の双浦環(柴咲コウ)が監修に入ることとなり、音は感激する。「環先生。よろしくお願いします」

   双浦環「あなたは粗削りだけど、人の心を揺さぶる何かがある。でも、お客様に未熟なものを見せるわけにはいきません。あなたに足りない技術を死ぬ気で磨きなさい」

   激励された音は、自宅でも発声練習に励む。

(NHK総合あさ8時放送)