2024年 4月 24日 (水)

「麒麟がくる」桶狭間の戦いに興奮のるつぼ!「今井翼のハイジャンプアタックがスゴイ」「絵図と数式の合戦が斬新」「家康母子の対面見たかった」

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第21話が7日(2020年6月)放送され、前半戦のクライマックス桶狭間の戦いの火ぶたが切って落とされた。

   織田軍の奇襲にあった今川義元(片岡愛之助)が、2メートルも跳躍した毛利新介(今井翼)の槍に仕留められるすさまじい最期を遂げ、ネット上は興奮のるつぼと化した。せっかく盛り上がった「麒麟がくる」だが、新型コロナの影響のため、6月14日からしばらく休む。

  • 桶狭間の戦いに向かう織田の軍勢(NHK「麒麟がくる」番組ホームページより)
    桶狭間の戦いに向かう織田の軍勢(NHK「麒麟がくる」番組ホームページより)
  • 桶狭間の戦いに向かう織田の軍勢(NHK「麒麟がくる」番組ホームページより)

「大河ドラマ史上で最高の桶狭間の戦いだった」

   物語は、今川方から松平元康(=徳川家康・風間俊介)を離反させる工作は失敗に終わった。織田信長(染谷将太)は父・信秀(高橋克典)の教えを思い出し、今川が本当に噂されるような2万もの大軍であることを疑い、前線へ出陣。局地戦を展開し、今川義元自ら率いる本隊から徐々に兵を引き離す作戦を決行する。

   一方、元康は三河勢を捨て駒のように扱う今川方に嫌気がさし始め、織田軍の迎撃に加わることを拒否。そして暴風雨の中、数の減った今川本隊は桶狭間での立ち往生を余儀なくされる。そこに織田の軍勢が襲い掛かかった......。

   ネット上では「桶狭間、面白すぎる!」「しばらく見られないなんて残念至極」という称賛の声であふれた。

   「いやー、こんな劇的な桶狭間は大河史上初めてじゃないかな。結末は分かっているのだけど、手に汗握りハラハラドキドキの連続だった。桶狭間だけでなく、合戦の場面などは敵味方両方の緊迫感が伝わってきて、登場人物それぞれの感情や思いなどにも踏みこんでいるのが見応えあって素晴らしい。今後の展開も楽しみでならない。また放送再開を心から待っています!」

   「今川義元目線からの毛利新介、今井翼君の仮面ライダーばりのハイジャンプアタックに圧倒されてしまいました。落雷を伴う暴風雨での一騎打ちをイメージしましたが、サプライズを演出した撮影スタッフも称えたいです。今井翼君の犬の雄叫び、メッチャ上手だった。今川義元を討ったあとの、オオーオー!にしびれた」

義元をおじゃる丸ではなく戦国武将らしく描いた

   「今川義元最期のシーン、アップになった義元の表情。圧倒的な高さから槍先が自分に向かってくる恐怖を愛之助さんの瞳だけ映る目の演技が素晴らしかった。瞳の中でグングン大きくなる槍先が怖かった」

   今川義元を戦国武将らしく描いた点もよかったという声が多い。

   「何より今川義元がこれまでの白塗りでバカ殿のイメージを踏襲しない立派な武将として描かれていて好感が持てた。義元といえば貴族っぽさが強調され、おじゃる丸な感じで描かれがちだけど、『海道一の弓取り』の異名をとった戦国大名だからね。史実では、毛利新介を相手に刀で奮戦し、相手の指を噛みちぎるほど果敢に戦い抜いたという。禁止していた乱取りに激怒し、知的で品のある愛之助義元が良かった」

   刻一刻と状況が変わる戦いをわかりやすく描いたと評価する声が多い。

   「時系列で桶狭間を分かりやすく見せてくれました。絵図が頻繁に出てくるのも有難かったし、7000人-2000人=5000人と、数式を使う斬新なアイデアもわかりやすかった」

   「1万の軍勢に3千で挑む信長の戦略が面白かった。奇襲じゃあなく、味方の砦を落とさせて兵力が分散、そして気鋭の兵力で本隊を叩き敵将の首を捕る。多勢に負けずと戦略をたて挑んでいった信長がスゴイ。その大将に惹かれる光秀の気持ちもわかった。また、家康は裏切ったわけではなく、前線としての役割を果たしてが、自分たちを捨て駒に使う今川に納得せずに動かなかった。それが桶狭間に功を奏したわけですね。そうした経過と、それぞれの人間ドラマがとてもわかりやすかった」

床をドンドン叩いて抵抗する家康カッコよかった

   「尾張の命運をかけた信長の時系列で、刻々と変化してゆく大胆な策略と実戦的な対応の描写がとても見事だった。風間家康の今川方への忠義を見せた後の、今川軍へ翻す抵抗。ドンドンと床を叩く家臣たちの不服の行動も胸が高鳴るシーンだった。信長が迫る戦を前に奇妙丸を帰蝶に会わせたのは、決死への裏返しであり説得力があった。そこへ清須城に到着した光秀が奇妙丸と対面させる布石をココで作るとは。なぜなら、光秀は本能寺で信長だけでなく、信忠(奇妙丸)も討つわけだから...」

   風間俊介演じる松平元康(徳川家康)もよかった、という声が多い。

   「食事も休養も与えない今川の命令に、大高城から一歩も動かないと啖呵を切る元康。根が穏やかな性格だけに骨っぽくて面白かった。腹が減っては戦ができぬ、だよー」

   「兜をかぶったまま湯漬けを食べ、最後の最後まで武装を解かず殿をお守する三河武者。最後に天下を取った三河武士、殿への忠義は比類なしだ」

   しかし、家康と於大の方との十数年ぶりの母子対面をなぜ見せなかったのかと怒る人が多い。

   「松平元康が岡崎城に入る経緯はぜひ見たかった。母上との涙の再会も見応えあっただろうに。なぜ、駒なんかにしゃべらせて終わりにするのですか。本当に、本当に、残念です」

信長の「隠し子」にショックを受ける帰蝶ってアリ?

   帰蝶が信長の「隠し子」にショックを受けるシーンに、逆に驚いた人が少なくない。

   「このやや子は?と驚いた帰蝶の目がよかった。あの場面はよけいなセリフは不要。目だけでモノを言っていた。訳が分からぬままやや子を抱えた帰蝶。帰蝶の涙は泣いたぶんだけ報われる。戻った信長を喜ぶ帰蝶の顔が目に浮かぶ」

   「今日は絶世の美女の吉乃さんが出るかと思いましたが、やや子だけでしたね。残念です。信長が帰蝶を母だと言ったのは納得がいきました。しかし、帰蝶の着物がいつも白地の蝶柄。結婚して10年経ったなら、少しそんな感じの着物にしてもよいのではないかと思いました」

   「最近の大河ドラマは、流行りのフェミニズムとやらで、側室を登場させないからおかしなことになる。信長には9人の側室がいた。吉乃はその中でも一番の美人だ。帰蝶が10年も一緒に暮らしているなら、夫に子どもが何人もいるくらいわかっているはずだ」

   また、最後に病気の老人が唐突に出てきて、駒に謎の万能薬の作り方を渡すシーンにもこんな疑問が――。

   「駒に関する限りいつもミラクルな展開になる。何にでも効く薬がとっても気になる。伏線っぽい。この薬を、山崎の戦いで負傷した光秀に使うのでは?そして光秀は回復して名を変えひっそりと余生を過ごすのか?」(テレビウォッチ編集部)

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中