2020年 7月 10日 (金)

新しい信濃のコロンボ・伊藤淳史。夕張炭鉱の哀しい歴史を上手く取り込んでいる
<月曜プレミアム 新・信濃のコロンボ 追分殺人事件>(テレビ東京系)

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   あれれ、「信濃のコロンボ」って中村梅雀じゃなかったっけ? と思っていたら、伊藤淳史になっていた。ははあ、梅雀が高齢になったので、下っ端刑事には向いていないというので格上げしたのか、今回の梅雀は刑事部長である。もう1つビックリ仰天は、時代劇の大スターだった長谷川一夫の甥っ子の林与一が、品のいいロマンスグレーのボスで出てきた。現代劇の林与一は珍しいのだ!

   軽井沢信濃追分の不気味な魔女人形を売っている店の前に、死体が置かれていて事件発生。長野県警捜査一課の警部・竹村岩男(伊藤淳史)が調べ始めたところに、東京の本郷追分・お岩の墓前でも絞殺死体が見つかり、2つが結びつく。いかにも内田康夫らしい歴史と交通機関の絡んだ作品で、事件の原因となった過去の話が、破産した北海道の夕張だったこと。酷い炭鉱落盤事故があり、最終的に炭鉱の奥に取り残された人たちを、水没させて殺してしまったことだった。魔女人形の作家(国生さゆり)は炭鉱夫の遺児だった。

   こういう2時間ドラマは先が見え透いてつまらないものだが、今回のテレ東作品はなかなかどうして良かったよかった。ちゃんとロケをしているし、景色が美しい。実際に雪が降っているところで撮っていて、降りしきる雪片がド迫力。新コロンボの伊藤淳史は、何で彼が主役? と聞きたいくらい背も低くブスなのに、電車男以来モテモテ。筆者は梅雀のほのぼのの方が好きだったから、残念。(放送2020年6月8日20時~)

   (黄蘭)

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