2020年 11月 29日 (日)

抜群に面白い「エール」だが、どうにも気になる、ある違和感
<エール 第11週 家族のうた>(NHK総合)

   視聴率も絶好調、古山裕一(窪田正孝)の作曲も順調、子供も生まれて実家に帰った週だが、このドラマの初めからある違和感が、今週はより顕著になった。実家の父親・三郎(唐沢寿明)の死という家族の修羅場が巧みに描かれていたのに、どうしても気になった点は、裕一と浩二(佐久本宝)が全く似ていないこと。顔が似ていないのはまだしも、父(唐沢)と兄(窪田)に比べて弟(作久本)は小男で、ハンサムな父兄に似ず顔も醜男でこの配役は大いに疑問。

   裕一と子役、音(二階堂ふみ)と子役、プリンス(山崎育三郎)と子役などは上手く選んであったのに、最も似ている筈の弟が顔も背丈も似て非なる。これは佐久本が映画で注目された過去があるから、持ってきちゃえ、という如何にもウワバミNHKらしいやり方である。甘すぎる。ハリウッドならば到底通用しないのである。

   亡き志村けんの抜群の山田耕筰ぶりや、三浦環らしい双浦環(柴咲コウ)の美しいオーラや、顔は似ていないが隠れ三枚目風な古賀政男の木枯や、成功した配役を楽しんでいたのに勿体ない。佐久本の演技が褒められていたが、配役の違和感はすべてに優先する。

   新型コロナウイルス騒ぎでの中断は残念である。期間が短くなっても、『長崎の鐘』や『君の名は』や『鐘の鳴る丘』などをチョン切らないでもらいたい。2度と古関裕而のように品のいいセミクラシックの作品を書いた作曲家が朝ドラでは選ばれないであろうから。(放送2020年6月8日~13日8時~)

   (黄蘭)

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