2024年 4月 26日 (金)

コロナ対策という名の「安倍失政ゴマカシのばらまき」!ツケは年寄りの老後資金かすめ取りかよ

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   「貯金税」とは預金残高に対して一定の割合で課税する税のことだそうだ。安倍政権が、コロナ対策で大盤振る舞い(形だけだが)したカネを取り戻そうと、新しい増税をやってくると週刊現代が報じている。4月(2020年)に成立した第1次補正予算と6月12日に成立した第2次を合わせると約60兆円(真水部分だけ)になる。当然、これはすべてが税金だが、法人税や消費税などの税収が落ち込んでいるため、下手をすると来年度の予算さえ組めないという事態になるかもしれない。

   そこで、政府と財務省の木っ端役人どもが企んでいるのが、年寄りたちが貯めこんでいる老後資金をかすめ取る算段だというのである。現在、個人が保有する金融資産の総額は約1900兆円といわれる。そのうち預貯金は1000兆円程度で、その6~7割を60代以上が保有しているそうだ。

   そのカネをかすめ取ろうというのだが、そのためには、あのバカバカしいマイナンバーと銀行口座の紐付けをしなくてはいけないが、悪名高いマイナンバーは、安倍がいくら旗を振っても普及していない。自分の貯金まで国に知られたくないというのは当然のことだ。そもそも、たかだか10万円程度のはした金で、国民を助けてやったなどといわれたくない。でも、安倍の傀儡である高市総務大臣が6月9日、マイナンバーと銀行口座の紐付けの「義務化」を進めていくといい出しやがった。敵は本気だぞ。

   「コロナ復興税」、県をまたぐ電車や高速道路の利用料金に上乗せする「移動税」(江戸時代の関所のようだ)、死んだときに、相続税とは別に消費税10%を徴収する「死亡消費税」など、次々に増税を仕掛けてくるというのである。こっちのほうが新型コロナウイルスよりナンボか怖いな。

政商「電通」「パソナ」金と美人接待で政治家の弱み握って安倍内閣思いのまま

   いま、国民の怒りが2つの企業に集まっている。政府や官僚とつるんでコロナ対策費の中抜きをしている電通と、人材派遣会社のパソナである。中小企業庁長官・前田泰宏と元電通の平川健司との癒着構造を明るみに出した週刊文春が、テキサスでの「前田ハウス」は前田が自らアパートを借り上げ、1人21万円の宿泊費+パーティ代を集金していた「証拠音声」があるとスクープしている。

   国会で、参加者の一人として「前田ハウス」に宿泊していたという前田の説明が、真っ赤なウソだったことを立証したのである。2017年2月のテキサス旅行前、前田が民間業者に電話で「泊まるとこなかったんでね、アパート貸し切ったんです」と話しているのだ。

   さらに週刊文春は、電通が「秘密の間柄」である下請け会社にある指令を出していたと報じている。要約すると、コロナ支援対策の家賃補助の給付事業に博報堂が受注の可能性があるので、電通傘下の会社が博報堂の受託事業に協力した場合、給付金、補助金のノウハウを流失したととらえ、「出禁レベルの対応をする」から、「強制的にお願いする」というのだ。

   まるで江戸時代、城主が物乞いに命令するようなやり方である。こんな会社がのさばっているこの国は、民主国家ではない。週刊文春よ、「日本をダメにした電通というタブーを斬る」という特集をやってくれないかな。

   週刊新潮は、電通と並んでコロナ禍で潤っているパソナに切り込んでいる。現在、経済産業副大臣を務める松本洋平代議士の結婚式に、パソナの南部靖之代表が出席していたところから始まる。経産省と電通の関係が取り沙汰されている「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」には、パソナの関係者も名を連ね、パソナにも外注されていた。

   コロナでようやく名前を知られた西村康稔経済再生担当大臣とも昵懇で、南部のVIP招待サロン「仁風林」にも西村は招待されていたという。ここは歌手のASKAが出入りしていて、パソナの美人秘書を愛人にしていたことでも知られる。

   パソナをここまで大きくした最大の功労者は、小泉純一郎政権で、聖域なき構造改革の美名のもと、グローバリズムを無条件に礼賛し、製造業の派遣労働を解禁した竹中平蔵元経済財政担当大臣である。この男、口入稼業大繁盛で業績を伸ばしたパソナに、あろうことか、会長として入り込んだのである。安倍首相も真っ青の厚顔無恥ぶりに、吐き気を覚える。

   竹中は、国民すべてを豊かにする立場なのに、一企業を優遇し、そこで儲けたカネにたかったのである。トランプ大統領だってここまではやらない。一部のメディアは、安倍政権が電通やパソナを優遇し、自分たちもおいしい汁を吸っていると書いているが、実態はそうではあるまい。電通やパソナが、カネや接待攻勢で政治家の弱みを握り、彼らがこの国の利益や権利を壟断していると、私は考えている。

注目度急上昇中の黒島結菜 私生活も忙しい!高良健吾と恋住接近

   北朝鮮がおかしい。開城にある南北共同連絡事務所を爆破し、韓国の文在寅大統領を痛烈に批判している。奇妙なのは、金正恩がまったく表に出ず、妹の金与正が陣頭指揮を執っていることだ。一時、金正恩死亡説が流れたが、あれは事実だったのではないか。週刊ポストで韓国・漢陽女子大の平井敏晴助教授も「北の実権はすでに与正氏が掌握したとの見方が強まる」と見ている。北朝鮮で何かが起こっているのは間違いない。

   きのう18日(2020年6月)、河井克行・案里夫妻が逮捕されたが、週刊新潮に「逮捕でも検事総長を悩ます捜査担当検事の自殺」という記事がある。東京地検から広島地検に異動してきた30歳前後の男性で、河井案里の捜査を担当していたという。だが、本格捜査の前の昨年12月10日、住んでいるマンションで自殺したそうだ。

   検事の親族たちは「自殺の原因はわかりません」というだけ。読み進めても、この件と河井夫妻逮捕との関連性はわからないままである。週刊新潮には時々こういう記事がある。

   フライデーから2本。まずはあの剛力彩芽が友作と復縁したというバカバカしいお話。高級スーパーで買い物をして、うきうきしながら歩く剛力の写真。ようやくZOZOの前澤友作と別れ、仕事もぼちぼち入って来たのに、なぜ? 女心と秋の空か。

   若手実力派といわれるそうだ。俳優の高良健吾(32)が、大河ドラマ「花燃ゆ」で夫婦役を演じ、映画「カツベン」でも共演した女優の黒島結菜(23)と熱愛中だそうだ。二人は650メートルしか離れていないお互いのマンションを行き来して、愛を育んでいるという。高良は、その前に、モデルの野崎萌香と4年間付き合っていたが、破局した。すぐに「お代わり」を見つけるなんぞ、うらやましい。

   黒島の事務所が、彼女を清純派女優として大事に育てているから、恋愛はいいが、同棲はダメだそうだ。こうして半同棲生活を写されてしまったら、いまさら清純派といわれてもな。

週刊ポストでビートたけしが、渡部建のトイレ不倫のことをしゃべっている。<「芸人なんて総じて女好きだし、オイラはとりわけ渡部のことを悪く言う資格はないけど、それでもひとつだけ言えるのは"一流は遊び方も上手だった"ってことだよ。昔から『さすが』と思わせる芸人は、関わったオネエチャンをみんないい気分にさせるもんなんでさ」

   「だけど、世間のほうもオカシイのは『佐々木希という美人の奥さんがいるのになぜ不倫を』って意見だよな。それって、よく考えるとムチャクチャ差別的な物言いだぞ。

   逆に言えば『奥さんがブスなら不倫するのもわかるけど』ってなっちまうのに、そこは誰も突っ込まないんだからさ」>。いつもいうように、たけしはしゃべりより書いたほうが面白い。

「8割接近自粛で新型コロナ感染は防げる」の北大・西浦博教授 だんだん怪しくなってきた科学的根拠

   今月8日(2020年6月)、拳銃で自殺した15歳の少年が、なぜ拳銃を所持していたのかを週刊新潮が追っている。彼が自殺に使用したのはスミスアンドウェッソンだが、そのほかにも2丁の拳銃を所持していた可能性があるという。自宅の物置で、拳銃を収めるホルダーが、ウェッソン以外にも2つ発見されたという。どうやら拳銃は見つかっていないようだ。

   入手ルートとしては、ネットの「ダークウェブ」で見つけることだが、結構難しく、何十万円というカネをどうしたのか、疑問がつく。一番考えられるのは父親ルートだ。父親は高校卒業後に外務省に入り、メキシコに赴任していた。その後いくつかの大使館で勤務し、外務省を辞めて自営業を始めている。病気した後、昨年1月に亡くなった。どうやら父親が持ち込んだものを、息子が見つけて、隠し持っていたようだ。

   コロナ自粛が全面解除になった。まだ、以前通りとはいかないが、普通の生活が少しずつ戻ってきたのは正直嬉しい。週刊新潮が以前から批判し続けてきたが、8割おじさんこと北海道大の西浦博教授が唱えていた「8割接触削減しないと40万人が亡くなる」という"妄想"とも思える説は、いったい何だったのだろう。西浦教授は週刊新潮にまだこう抗弁している。

   <「伝達法は政府も専門家も改善点がありますが、その時点での科学的妥当性に瑕疵があったとは考えていません。社会的影響が大きかった流行対策なので、科学的検証がなされる必要があると思いますが、被害想定の42万人を、米国の状況とくらべていただくとよいのが、人口差を換算しても大きく離れているようには思いません。いまだ"日本は大丈夫だった"というわけではないので、注意していただく必要があります」>

   この人は算数ができるのか、心配になるね。日本では、コロナウイルスについての研究には予算が付きにくいので、今回の専門家会議にはコロナの専門家がいなかった。そもそもそこから間違っていたようである。

小沢一郎を追い詰め、週刊文春でスクープ連発の松田賢弥レクイエム...あんたの仕事はみんな覚えている

   私事で恐縮だが、私と一緒に仕事をしていたフリーライターの松田賢弥の死について書いておきたい。松田は、私と、週刊現代時代、小沢一郎追及を毎号のようにやっていた。

   郷里が小沢と同じだった。私が週刊現代を離れてからフリーになり、週刊文春でも何度かスクープを飛ばしていたが、今から3年ほど前になるか、2度目の脳梗塞で手術をし、かなり強い後遺症が残り、ライター生活は無理だと思われた。

   そのことを最近、私が出した「野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想」(現代書館)に書いた。それを有田芳生参院議員が読んでくれた。彼も松田と面識があり、松田の近況を知っているかもしれない月刊TIMESの香村啓文編集長に聞いたそうだ。

   香村編集長は、松田が東北から出てきたころからの付き合い。そして、香村から、昨年亡くなっていたと聞いたと教えてくれた。香村編集長は7月号の「編集後記」に松田のことを書いている。それによると、一昨年の春、埼玉県の高齢者住宅に入っていることを知り、雑誌を送ったが返事がなかったという。

   管理人に電話すると、大宮の自治医大に治療にいっているとのこと。その後も音信不通なので、今回改めてその施設に電話すると、管理人から「昨年亡くなった」と告げられたそうだ。やはり亡くなっていたか。もう一度会いたかった。

   脳梗塞で倒れる直前に妻と離婚し、可愛がっていた息子とも会えなくなっていた。年老いた故郷の母親には、彼を引き取って面倒見る余力は残っていなかった。

   「無敗の男 中村喜四郎全告白」(文藝春秋)を書いたノンフィクション・ライターの常井健一は私に、「僕が行くところ、みんな松田さんの跡が残っていた」といった。地べたを這うような取材が持ち味だった。

   野垂れ死にとはいうまい。週刊誌を舞台に大きな仕事をいくつも成し、本を何冊も出した。あんたの仕事は、私を含めて多くの人間が覚えている。東京ドームで会った、野球が好きな息子も、あんたのことを忘れはしない。ゆっくり休んでくれ。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)、『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)、『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、 『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)、『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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