ウィズコロナ時代は働き方もカイシャも大変革!テレワークでわかった仕事でいらないモノいらないヒト
2020年06月24日20時24分
サイボウズ青野慶久社長「オフィス、出張、会議、資料印刷いららない。要るのは雑談」
こうした「カイシャ革命」の波は日本を代表する巨大企業である東芝でも起きている。本社勤務や総務、管理部門などの従業員に原則テレワークを導入し、出勤を80%以上減らしている。製造現場に対しても出勤を15%以上削減するという方針を打ち出した。
鉄道やダム、交通システムを制御する基盤などを製造している東京・府中の工場では、社会インフラを担うため通常通りに稼働し続けてきたが、現在は週休3日制の導入へ向けた議論を進めている。1日8時間で5日勤務すると週40時間勤務だが、これを1日10時間で4日間勤務に変える試みだ。東芝プラントシステム施設設計グループは、1カ月間の完全テレワークを試みた。こうした試みについて、車谷社長は「変われるかどうかが企業の命運を分ける。変化に対して適応できる能力があるものが生き残れます」と話している。
ソフトウエア開発を手がける「サイボウズ」の青野慶久社長は、「"要るもの"と"要らないもの"を見極める」と言う。10年前に希望者全員をテレワークにしている。青山社長によると、要らないものは、たとえばオフィス、出張、会議、資料印刷で、要るものは雑談だという。導入したのは「日報」ならぬ「分報」。オンライン上にどんどん分報を書き込むことで、雑談が増え、新しい発想が生まれている。
青山社長は「企業にとって大事なことから逆算して、要るもの、要らないものを考えていく必要がある」と訴えた。
※NHKクローズアップ現代+(2020年6月23日「ウィズコロナ時代"カイシャ革命"であなたの仕事は?」)
文
バルバス