リモート旅企画の「みんなでシェア旅」で、北海道のチーズ・牛肉・じゃがいもの生産者たちとカレーの作り方をシェアした。中川安奈アナが「家庭で作るカレーをもう一段おいしくするコツを、リモートで教えていただきました」
まずは食材選びだが、畜産農家の井上昌代さんは「断然、牛すね肉」という。「味が濃くて、旨味がギュッと詰まっています。100グラム300円くらいと、価格もお手頃なのでおすすめです」
じゃがいも農家の吉田明史さんおすすめはメークイン。「煮崩れしにくいので、カレーやシチューにもってこいの品種です」
ブルーチーズを作る伊勢昇平さんは「意外かもしれないんですが、ブルーチーズをカレーに入れると、一晩寝かせたような味があっという間に出せるのですごくおすすめです」とアピールした。
メークインは少し大きめの一口サイズに切る。すね肉は煮込むと縮むので、食感を楽しむには3センチ角がベストだ。井上さんは焼き目を付けたすね肉をまずそれだけで煮込むよう勧める。「すね肉は繊維があって、その繊維を煮込むことで旨味が出てきます」
1時間ほど弱火で煮ると肉が柔らかくなり、旨味がしみ込んだスープができる。このスープで具材を中火で15分煮る。火を止めたら、ルーを入れる前にブルーチーズを加える。
伊勢さん「ブルーチーズが苦手な人も、カレーに入れるとにおいがガラッと変化するので、必ず食べられると思います。ブルーチーズは脂肪が熟成されたにおいがするんです。それがカレー全体に広がるとコクにつながります」
4皿分で10グラムが適量だが、伊勢さんは風味を楽しむために50グラムほど入れているという。チーズを溶かしたら市販のルーを入れて10分煮込み、ご飯にかければ完成だ。
中川アナ「すね肉ホロホロです。じゃがいもはほくほくとろ~り。きれいに形が残っていて、この食感はすごいですね。ルーがとってもまろやかで、ほんとに2日目のカレーみたいです」