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新型コロナ退院しても戻らない体調!微熱、頭痛、関節痛...原因は感染したトラウマ?

   新型コロナウイルス感染は、回復して退院しても、微熱、頭痛、関節痛など体調不良が続くようだ。4月(2020年)に感染した大学生(21)は、今も37度7分と体温が高めだ。頭痛も続いている。「インフルエンザの10倍のつらさ」という。肋骨を骨折したくらいの激痛。手のひらには湿疹。その症状は変わらないのに、PCR検査で2度陰性になったため、退院になった。医師は「免疫力が全体に落ちています。入院による心因性の影響もあるかもしれない」という。

臓器障害、体力低下、心理的社会的ストレス

   フランスの病院が行った感染者400人の追跡調査で、10~15%が2か月以上も続く体調不良に苦しんでいた。症状は咳、頭痛、胸の痛み、重度の疲労感、息苦しさなど多岐にわたる。

   沖縄県立中部病院の高山義浩医師は「回復した患者の2割くらいは、何らかの症状が数週間続く」という。原因は臓器障害、年配者に多い入院による体力低下、心理的社会的ストレスなどだ。

   ※NHKクローズアップ現代+(2020年6月24日「新型コロナ 元感染者たちの告白」)