2020年 7月 10日 (金)

朝ドラ『エール』のモデル、古関裕而を長男が語る。楽器なしで作曲したとは、彼は天才であったと言うべきだ
<昭和歌謡の巨星たち~作曲家・古関裕而~国民への応援歌>(BSテレ東)

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   さすがにちゃっかりしているテレビ東京。BSテレ東で、大当たりしているNHK朝ドラ『エール』の主人公・古山裕一こと、作曲家の古関裕而を特集した。BSでも古関ファンは見るわナ。古関裕而の長男が登場して、父親の人となり、母親・金子との仲睦まじさなどを語った。『エール』の挿話が嘘っぱちでないことがよくわかった。

   筆者のイメージの中では、古関裕而は『長崎の鐘』や『君の名は』などに代表される、歌謡曲とはいえ、格調高く品のいいセミクラシックの作曲家だと思っていたが、彼の作品は実は戦時歌謡やスポーツの応援歌が多くて、2拍子の調子のいい行進曲風作品が目立つのに驚いた。長調のすったかすったか元気のいい歌である。

   画家の場合も、戦時中、戦意高揚のために勇ましい兵隊さんの絵ばかり描かされて、戦後に戦犯扱いされて悩んだ人がいたが、古関裕而も『若鷲の歌』『暁に祈る』などと、戦意高揚の歌に曲をつけて、多くの若者を死に追いやったと悩んでいたらしい。しかし、彼の曲は単純に戦意高揚ばかりでなく、音楽的な深みがあった。だから、人々の心の内に共感を生んだのではないかと解説している。

   このドキュメントで最も驚かされたのは、古関は作曲する時にピアノもハーモニカも何も使わなかった。つまり、総て頭の中に完成形の音符が下りてきて、それを五線紙に記載したという。天才であった。単音のメロディは書けても、和声までとは凄いことである。(放送2020年6月24日21時~)

   (黄蘭)

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