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つま先立ちしてかかと下ろすだけで骨が若返る!万病予防にも効果アリの「かかと落とし」

   「40代からの老化対策」特集ということで、中川安奈アナが「若さと健康を保つために大きなカギとなるのが骨です。特に女性は40歳を超えると注意が必要ということがわかってきました」と取り上げた。

   女性の下あごの骨密度は、40歳を超えると急激に減少することが調査から明らかになった。骨密度が減少すると顔の骨が縮み、皮ふにたるみができてしわやほうれい線が目立つようになり、老けて見えてしまう。

   骨は体の中で常に新陳代謝を繰り返していて、骨を壊す働きをする細胞が古くなった骨を壊し、新しい骨を作る細胞が修復している。しかし歳を取ると新しい骨を作る細胞の働きが弱まり、骨密度が低くなってしまうというわけだ。

   中川アナ「でも大丈夫!骨はいくつになっても若返ることができるそうなんです」

「頭に響くくらい」の強さで行うのがベスト

   骨の若返り効果が期待できる運動として、山王メディカルセンターの医師・太田博明さんが勧めるのが「かかと落とし」。つま先立ちしてからかかとを落とすという単純な動作だが、振動が全身の骨に伝わって骨を作る細胞が活性化し、骨密度が高くなるという。

   さらに、骨を作る細胞が活性化すると出る「オステオカルシン」というホルモンが、さまざまな健康効果をもたらす。

   中川アナ「オステオカルシンは認知機能UP、脂肪肝の予防、腎機能UP、栄養の吸収UP、コラーゲンUP、動脈硬化の予防、筋力UP、血糖値の上昇を抑える効果があるんです」

   太田さん「1でかかとを上げ、2で下ろす。2秒に1回、1日50回やると、衝撃が骨の細胞に伝わって『骨作りをしなさい』という情報が出ます。するとオステオカルシンが出ていろんな若返りのサインを全身に共有する。一石何鳥もある運動です」

   かかとを落とす強さは「頭に響くくらい」(太田さん)がベストだが、ひざが痛いなど、体調に問題がある場合は無理のない強度や回数で行う。効果は弱まるが、バーなどにつかまって行ったり、立ち上がるのが難しければイスに座って行ったりしてもよい。