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ついに東京の感染者107人に!新宿から首都圏に広がった「夜の街クラスター」に早く手を打て!

   いわゆる「夜の街クラスター」が広がりを見せ始めた。6月25日(2020年)以来、東京都の新規感染者数は6日連続50人を超えている。7月1日も67人が新たに感染、約8割が30代以下で、25人が夜の街関係者だった。小池百合子知事は「新宿の夜の街が10人、実はいけぶくろが上回って14人」と会見で話した。(編集部注:番組終了後、2日には107人に達した!)

   新宿で行われた集団検査では、20代ホスト9人の感染が確認され、池袋の夜の街では同じ店で11人の感染が確認され、14人中13人が夜の街関連だった。また、秋葉原のメイドカフェでは20代の女性従業員3人の感染が確認され、この店での感染は計6人となっている。

新宿から池袋、横浜、秋葉原にどんどん拡大中だ

   このほか、横浜市ではホストクラブで26人の集団感染が発覚。感染したホストは「店のほとんどのホストが感染した」と話しており、ネットではこの店で先月、ホスト20人以上が参加する大規模なバースデーイベントが行われていたという。

   白鴎大学の岡田晴恵教授は「夜の街感染は東京だけが増えているようにみえるが全国的に増えている」という。

   実際、埼玉県では7月1日に14人の感染が確認されたが、さいたま市のキャバクラ店関係者からはこれまで計14人の感染が確認されている。最初の感染確認は都内在住の20代女性店員だった。埼玉県では今週日曜日までの2週間で感染経路がわかる新規感染は88人いるが、このうち45人が都内関係者、うち5人は都内の夜の街関連だった。

   神奈川県では1日、7人の感染が確認されたが、このうち20代男女は都内の専門学校に通学し、40代男性は感染者が出た歌舞伎町の飲食店に勤務、20代女性は新宿の接待を伴う飲食店に客として訪れていた。千葉県では7人。このうち40代国家公務員男性は先月20日に感染者が出ている都内飲食店を利用していた。

   6月30日に横浜市では28人の感染が判明したが、そのうち26人が同じホストクラブの従業員だった。この店は横浜のほかに歌舞伎町にも店舗があり、これまでに6人が感染していて系列店だけで合計32人が感染。横浜市の会見では、ホストのうち数人は集団感染が起きて新宿と横浜のホストクラブを行き来していたと公表。夜の街事情通によると、ホストからホストに感染した可能性と、夜の仕事をしている女性客からホストに感染した可能性があるという。

   岡田教授は「この次には企業内のクラスターが顕在化してくる。その前触れ。今のうちに夜の街関係を調べ、火種を小さくすべき。若い無症状の人でもウイルスを多く出している人が一部にはいる」と指摘。

   テレビ朝日コメンテーターの玉川徹「なるべく早い段階で大規模な検査を行い、感染者を隔離するべき。感染が広がってからでは隔離施設も足りなくなる」

   女優の高木美保「これが第2波なのか、第1波の残りなのかはわからないが、一回経験したこと。大きな網をかけるように集中的に検査していくべき時なのではないか」