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「新型コロナはただの風邪」豪語してたブラジル大統領 自分が感染しちゃった!

   「新型コロナウイルスは、ただの風邪」とうそぶいていたブラジルのボルソナロ大統領(65)が、きのう7日(2020年7月)に新型コロナに感染したことがわかった。それでも、「恐れる必要はない。生きていると、そんなこともあるさ」と話し、会見の最後に、少し離れてマスクを外し、「私のために祈って応援してくれた人たちに感謝します。おかげさまで私は元気です。批判する人はどうぞ自由に」と強気に訴えた。

   38度などコロナ感染の症状が出て、PCR検査をしたところ陽性と判明した。これまでコロナを軽視し、感染拡大抑止対策より経済活動を優先してきた。その結果、感染者162万3284人、死者6万5487人と、いずれも世界で2番目に多い。

近ごろ小池知事や菅官房長官もマスク外すけど大丈夫なの?

   大統領は以前にも公の場でマスクをせず、くしゃみをした手を覆った直後に年配女性と握手することもあった。首都ブラジリアでは、公共の場でのマスク着用を義務付けられており、従わない場合は罰金4万円だ。大統領も例外ではない。弁護士に訴えられ、マスク着用を命じられたが、不服として控訴しているという。

   白鴎大学の岡田晴恵教授「シンボルのような立場ですから、国民に誤ったメッセージを届けたなと思います」

   浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長「気になっているのが、小池百合子都知事や菅義偉官房長官。最近、マスクを外す場面がありますね。やはりシンボルなので、いま増えている時になぜ外すのか。ちょっと不思議に感じます」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「ボルソナロ氏のような大統領を持っている国は、不幸ですね。このまま軽症で治っちゃったら、私は感染したが、ほら、大したことにならなかったでしょ、と言い始めるでしょう。困ったものだと思いますよ」