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多部未華子「私の家政夫ナギサさん」にネット称賛の声!「ナギサさんは精霊なのか?」 「私もオジサン家政夫ほしい」「ストレスを抱えるバリキャリ女子は癒される」

   多部未華子主演のTBS系ドラマ「私の家政夫ナギサさん」()の第1話が7日(2020年7月)放送されたが、平均視聴率は14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、好スタートとなった。

  • ナギサさんにブラジャーをたたまれて取り返すメイ(TBSの番組ホームページより)
    ナギサさんにブラジャーをたたまれて取り返すメイ(TBSの番組ホームページより)
  • ナギサさんにブラジャーをたたまれて取り返すメイ(TBSの番組ホームページより)

28歳の誕生日の夜にやってきた50歳のスーパー家政夫

   四ツ原フリコさんの同名ウェブマンガが原作で、28歳の独身女性がオジサン家政夫を雇うことから始まるハートフルラブコメディー。ネット上でも「ナギサさんに癒される」「仕事のストレスを抱えている人は見たほうがいい」と称賛の声があふれている。

   物語は――。製薬会社のMR(医療情報担当者)の相原メイ(多部未華子)は、アラサー独身のバリキャリア。「仕事ができる女性になり、もっと上を目指しなさい!」と尻を叩く母親の美登里(草刈民代)の期待を一身に背負い、営業成績は常にトップ。しかし家事は全くできず、自宅マンションはゴミ屋敷寸前の荒れ放題だ。メイが28歳の誕生日の夜、自宅に帰ると、突然見知らぬオジサンが現れて「お帰りなさい、メイさん」と出迎えた。

   家事代行サービス会社で働くメイの妹・福田唯(趣里)が送り込んだ同じ会社の50歳のスーパー家政夫・鴫野(しぎの)ナギサ(大森南朋)だった。「オジサンが家にいるなんて絶対イヤ!」と拒否するメイだったが、「どんなに凄まじい状態のお部屋もピカピカにします」というナギサを雇うことに。

   一方、仕事でも大波乱が。外資系製薬の超優秀なMR・田所優太(瀬戸康史)が、メイと同じ営業エリアに異動してきた。田所は営業先の医師たちの信頼を次々と獲得。メイは田所にライバル心をむき出しにするが、田所は「情報交換をしましょう」と爽やかにメイに接近、何と同じマンションに住んでいることがわかって...という展開だ。

「多部未華子さん、綺麗だけどファッションが不思議すぎる」

   ネット上では「私もナギサさんのような家政夫がほしい」という声があふれている。

   「いやあー、面白かった。仕事のストレスを抱えている女性は見た方が良いですよ。来週からの展開が楽しみ。仕事や職場でのあるあるだらけで共感しまくりですね。家政婦(夫)ドラマにハズレなしです」

   「多部未華子のバリバリの仕事人間の役柄と、大森南朋演じるスーパー家政夫との奇妙な関係、面白そうな設定だ。医薬品メーカーという設定も、今までなく新鮮な感じ。今後も期待したい」

   「元MRです。賄賂持ってきたり、接待したりして、いつも悪の権化みたいに描かれているMRが、ちゃんと主人公しているドラマなんて初めて見るので嬉しいです。現実と違うところもあるけど(今はプロモーションコードが色々厳しくて、自分でプレゼン資料は作れないので、他社比較を直接やるのは難しい)、汚い部屋だったり、運転が粗かったり、いるいるー!って感じでした」

   「多部さんの服装が不思議すぎます。MRの人は皆さんスーツです!というのもありますが、それ以上にブラウスの下から薄いシフォンがダラ~。パンツの上にスカート? だらしない服装すぎて、キャリアウーマンに見えません」

   そんな声もあるが、多部未華子がどんどん綺麗になっていると、称賛の声が。

    「多部ちゃん、どんどん綺麗になってきています。結婚されて更に輝いている感じ。多部ちゃんはちょっと不器用なキャラやらせたら最高ですね。前のクールの経理女子もすごく共感できて面白かった。ライバルの瀬戸康史さんも同じマンションの住人みたいだし、次回からの展開が楽しみ。『逃げ恥』とは逆パターンの家事代行だけど、ナギサさんみたいな優秀な家政夫さんがいてくれたら、仕事がんばれそうですよね」

   「これは見ごたえのあるドラマ!頑張る多部ちゃんを自分の娘のように思いながら応援し、ナギサさんの、仕事を超えた優しさにこちらが泣けるほど癒やされました。2人の演技が素晴らしいです」

「お母さんになりたかった」というナギサさんにホッコリ

   なにより、「お母さんになりたかった」というナギサさんにホッコリした人が多かった。

   「多部ちゃんが帰ってきて、フワッフワのタオルにうっとりするところ、妙にひかれてしまった。たった2時間で、あれだけひどい部屋を片付け、料理まで作るってあり得ないけど、凄いなー、いいなーと思ってしまった。ミタゾノさんほど家事ハックを押し付けないところもいい。同じリップクリームが10個、リモコンが5個出てくる演出はリアルで笑えた」

   「カセイフを題材にしたドラマはどれも面白い。お色気や人情味が盛り込まれた市原悦子さんのそれは、彼女の演技力全てに魅了され笑いがあった。このドラマの大森南朋さんも味わいがある。お母さんになりたかった...という告白が耳に残る。母親独特の温もりや優しさ、包容力を大森さんがどう醸し出すかとても関心がある。1話見た限り、何と言っても大森さんのエプロン姿が、テディベアがエプロンしている様で微笑ましい。私には大森さんの怒った顔が想像できない。素敵なキャスティングだ」

   「ナギサさんのご飯美味しそう。クライマックスで心に沁みること言ってくれるのね。『部屋が汚いのに仕事の本だけは取りやすいところにあります。仕事を頑張っている証です』。このほめ言葉が素敵です。次回はどんな優しい言葉を掛けるのかしら? ナギサさんに救われる視聴者が沢山いるでしょう」

   「主人公の母親世代ですが、ナギサさんが酔い潰れたメイに言葉をかけるシーンで、不覚にも泣いてしまいました」

   「ナギサさん、なんか哀愁あるし、温かくお母さんみたいに懐かしくもあり...ウチにも来てほしい」

ナギサさんは、頑張りすぎる草刈・多部母娘に降臨した聖霊か?

   最後にドラマの展開をこう予想して期待する声を。

   「このドラマは『逃げ恥』のような新しい『同棲』というか、内縁関係をコミカルに描くものなのか。でも相手はオジサンだし、やっぱりラブはお隣に住んでいるライバル会社の彼でしょうよね。すると、ナギサさんは聖霊みたいなもので、頑張りすぎていて、28歳になっても自分が本当にやりたいことが母に言えずにいるメイの背中を優しくなでて本当の姿に戻してあげるお話なのではないかと勝手に想像しています」

    「同感です。草刈民代さん、前回(編集部注:「大恋愛〜僕を忘れる君と」)でもキレキレの母親役やりましたね。今回もキレキレっぽいけど、あれは素かな(笑)? 今回も、理想は高いがどこまでも愛情深い母でいて欲しい。鍋の中の風船が割れるような娘・メイのアンバランスな歪みは、草刈民代さん自身の問題であり、そんな母娘の痛みの治癒と成長に、家政夫ナギサさんがまるで遅れてきたお母さんのように染み渡るって感じになるのかな。楽しみです」(テレビウォッチ編集部)