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4日連続200人超え!菅官房長官が「これは『東京問題』」と逃げる中、舞台クラスターが発生、イベント公開の責任はないのか?

   東京都での新型コロナ感染者数が12日(2020年7月)までの4日連続で200人を超えた。菅義偉官房長官は「これは圧倒的に『東京問題』といっても過言ではない」と発言するほどの勢いだ。白鴎大学の岡田晴恵教授は、「楽観視できない数字になってきている」として致死率について言及し、「日本全国の致死率が直近で4.6、東京都が4.1です。ニューヨークは4.7でイタリアは3.0。日本はそれほど低くない」と危機感を訴える。

俳優山本裕典や映画コメンテーター有村昆も陽性に

   そんな状況下、6月30日~7月5日に、新宿区内の劇場で開催された舞台「THE☆JINRO イケメン人狼アイドルは誰だ?」でクラスターが発生した。出演者16人、スタッフ5人、観客9人の、計30人の感染が確認された。感染者の中には俳優の山本裕典や、客として初日と最終日に観劇した映画コメンテーターの有村昆も含まれていた。

   スポーツ報知によると、有村昆の妻でフリーアナウンサー・丸岡いずみと2歳の長男は今後PCR検査を受ける。この公演には1000人近い観客が訪れており今後さらに増える可能性が指摘されている。

   岡田晴恵教授「舞台の方には申し訳ないが、フェイスシールドは出演者が装着して演じてほしかった。WHOも言っているが、エアロゲル感染の可能性はあった。換気は重要です」

   テレビ朝日コメンテーターの玉川徹「ライブや演劇では音が漏れてうるさくなるので、換気は難しい。今回の舞台は対策を行っていたほうだと思う。これ以上の安全を期すならば、出演者全員に舞台前にPCR検査を行い、陰性を確認した上で舞台をやるしかないと思う」

   弁護士の山口真由「ホストの件でも寮生活と言う盲点があった。舞台ではそれが楽屋だった。いろいろな事例をみていけば、もっと盲点になっているものが見えてくるのではないか」

   俳優の石原良純「対策はしていたというが、致命傷は体調不良の出演者を出演させたこと」