新型コロナウイルスの影響で家にいる時間が長くなり、真夏にはエアコンを1日中フル稼働という家庭が増える。そんなときに気を付けたいのが、「エアコン火災」だ。製品評価技術基盤機構(nite)の調査によると、1年のうち7月が最もエアコン火災の件数が多くなるという。
松岡忠幸アナ「エアコンの火災で一番多い原因が"掃除"なんです」。エアコンのフィルターの後ろには「熱交換器」がある。掃除する際、ここにエアコン掃除用のスプレーをかけると、熱交換器の横にある穴から洗浄液が内部に入ることがある。内部には電気部品が集まっていて、そこに洗浄液が付いたままスイッチを入れると、発火してしまうおそれがある。niteの実験では、エアコンを作動させてからわずか6分で火が広がった。
博多大吉キャスター「ものすごく気を付けなきゃいけないですね。スプレーって普通に売っているし、それで掃除する方も多いですよね」
松岡アナ「日本冷凍空調工業会は、基本的にはフィルター以外の掃除はやめるよう注意喚起をしています。フィルター以外の掃除をする時は専門知識を持った業者に頼んでくださいということでした。
エアコン火災の原因としては他にも、電源コードや配線からの発火、ゴキブリなどの小動物の侵入による発火もあるそうです」