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加藤ひふみん「これまで呼び方間違ってました。秀才じゃなく天才」藤井聡太ついに最年少タイトル棋士

   「さて、明るいニュースです」

   それまで新型コロナウイルスをめぐる東京都の対応に「小池さんは何もしていないと思うんだよね」と怒っていた司会の小倉智昭が一転、笑顔を見せて伝えたのは、将棋の高校生棋士、藤井聡太七段の棋聖戦勝利だ。きのう16日(2020年)の第4局で渡辺明・三冠に勝ち、シリーズ3勝1敗で棋聖位を獲得した。

   タイトル獲得の最年少記録を30年ぶりに更新した藤井は「まだ実感がないんですけれど、とても嬉しく思っています。盤上の物語は不変。その価値を伝えられたらなと思っています」と笑顔を見せていた。

「『金』をあんなにうまく使える人はいない」

   きのうの対戦では、1手に1時間以上かける場面もあった。開始から約10時間後に渡辺が「負けました」と頭を下げても、うつむき加減で基盤を見つめ、喜びを顔に出すことはなかった。

   スタジオに生出演した加藤一二三・九段は「絶妙な戦い方で快勝でした。『金』をあんなにうまく使える人はいない。今までは、僕は藤井さんのことを秀才と呼んでいましたが、きのう天才と改めました。彼の将棋は胸がわくわくするような魅力があります」と解説した。

   山﨑夕貴キャスター「日本中が注目した対局でした」

   小倉智「このクラスの将棋になると、(将棋を)ほとんどやらない人は何がすごいかわからないでしょうね。ノーベル賞受賞がなぜすごいのか、というのと同じ感じです」