コロナ禍の夏に「ハッカ油」大人気! マスクに香り移せば「涼感マスク」に早変わり
新型コロナの感染拡大防止のため、今年(2020年)の夏はマスクが欠かせず、例年より暑く感じている人も多いだろう。そんな中人気を集めるのが「ハッカ油」だ。スーッとした清涼感のある香りで、使うと涼しく感じられる。
ハッカ油メーカーの梅木正嗣さん「ハッカ油マスクという、清涼感を得られるマスクを着ける方が非常に多くなってきました。昨年の3倍から4倍ぐらいの出荷数量という月もあります」
ハッカ油を使い続けて25年という前田京子さんが、おすすめのハッカ油マスクの作り方を教えた。
体温下げる効果はナシ!熱中症対策も忘れずに
マスク7枚に対してコットン2個に、ハッカ油を2~3滴染み込ませる。コットンとマスクをふた付きの容器に入れて一晩置くと、快適な清涼感が得られるマスクの出来上がりだ。
前田さん「直接肌に付けたり、あまりにもたくさんの量を吸い込んだりすると、刺激が強すぎて気持ちが良くないと思われる方もいらっしゃいます」
森田洋平アナ「メーカーおすすめのハッカ油の使い方は『お風呂に入れる』ということです。刺激が強いので最初は1滴から試して、自分にどれくらいの量が合うのか調節してください。もっと簡単な方法は、ハッカ油をスプレーボトルに移し替えてシュッとひと吹き。その下をくぐると清涼感が味わえるんです」
なぜハッカ油を使うと涼しく感じるのか。化粧品メーカーの高石雅之さんによると、ハッカ油に含まれるメントールが体の「冷たい」と感じるセンサーを刺激し、脳に涼しいと勘違いさせるからだという。
森田アナ「実際には体温は下がらないので、熱中症対策のため十分な水分補給は忘れないようにしてください。また刺激が強いので、妊婦・乳幼児・アレルギーや呼吸器疾患のある人・肌が敏感な人・ペットを飼っている家庭は使用上の注意をよく読んで使ってください。使用して異常があらわれた場合は必ず医師に相談してください」