2024年 4月 16日 (火)

あなたは大丈夫?コロナ禍で便秘の人が激増―救世主は長いも!「生・角切り」ですりおろすと減っちゃうよ

   中川安奈アナが「新型コロナウイルスによるストレスや生活環境の変化で、多くの人に"うんち"の異変が起きているんです」と取り上げた。

   腸内環境の悪化によって、便秘気味の人が増えているという。たかが便秘と放置すると、肌荒れや慢性的な疲労感、イライラ、さらにはがんにつながるおそれもある。

   便秘の救世主が「レジスタントスターチ」というでんぷんだ。便を柔らかくする水溶性食物繊維、便のかさを増す不溶性食物繊維の2役を兼ね備え、「第3の食物繊維」と呼ばれている。

   中川アナ「でんぷんの多くは小腸で消化吸収されるんですが、レジスタントスターチは消化されにくく、そのまま大腸に届いて食物繊維と同じような働きをしてくれるんです」。レジスタントスターチにはダイエット効果も期待できるという。

   名古屋女子大学短期大学部特任教授の早川享志さん「マウスを使った実験では、レジスタントスターチが『酪酸』という脂肪の蓄積を抑える物質を増やし、体重が減ることが確認されています」

食べすぎには要注意!糖質の摂りすぎで太る恐れも

   レジスタントスターチは炭水化物に多く含まれるが、中でも圧倒的なのが「長いも」だ。100グラムあたりだと、ご飯が0.1グラム、食パンが0.7グラム、さつまいもが1.1グラムなのに対し、長いもには5.8グラム含まれる。

   最も効率的にレジスタントスターチを摂取するなら、長いもを「生で」「角切りにして」食べるとよい。宮城教育大学の実験では、長いもをゆでて加熱すると、レジスタントスターチが100グラムあたり0.8グラムにまで減少してしまった。

   「角切り」については、管理栄養士の藤橋ひとみさんが「これまでの研究データを見ると、切ったままと比べて、すりおろすとレジスタントスターチが約3分の2に減ってしまうことがわかっています」と解説した。

   ただし、便秘やダイエットに効くからといって食べすぎると、レジスタントスターチと一緒に糖質も摂ることになるので、かえって太ってしまうおそれもある。早川さんによると「長いもなら1日100グラムくらい」が適量とのこと。

文   ピコ花子
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