2020年 8月 13日 (木)

昭和、平成と記憶力抜群の車椅子刑事、鬼塚一路(北大路欣也)が解決する令和の毒殺事件。イマイチ迫力に欠けたが
<ドラマスペシャル 記憶捜査~新宿東署事件ファイル>(テレビ東京系)

   2019年に連ドラで放送された車椅子の鬼塚一路刑事(北大路欣也)が、抜群の記憶力で事件を解決するシリーズの特別編。新宿区須賀町のイベント会場で、粕汁に入った毒物で伊藤正が殺される。『新宿マキタ製鋼』の劇物が紛失していて、経営者の妻・蒔田紀子(大塚寧々)が疑われる。テレビが騒いで「令和の女殺人鬼」と呼ばれる。

   殺された伊藤は以前、紀子と同棲していて突然行方不明になった男で、今は恵(櫻井淳子)と結婚している。部下の遠山咲(上白石萌音)をマキタ製鋼に向かわせた鬼塚は、ここで抜群の記憶力を発揮し、事件解決の端緒を掴むのであるが、今回のキモは所轄に1人はいるキャリア組の生意気さ加減。本庁から来たキャリアと鬼塚と同じ班で働く風間俊介とが丁々発止とやりあう場面はおかしい。

   『三匹のおっさん』以来、テレ東お気に入りの北大路欣也は車椅子で動きが少ない分だけ顔芸で存在感を主張するが、少々役不足。彼は年齢が高いが、第一線のスターである。『三匹』では剣道の腕を発揮する場面が必ずあるのに、鬼塚はおじいさんポイ座ったままの役では勿体ないのだ。昭和の記憶、平成の事件簿、など記憶をたどるだけの動きの少ない当作は、だから、イマイチ魅力に欠ける。

   屈折した過去を持つ紀子役の大塚寧々は、男関係に曰くのある町工場の経営者の妻として、どこか色っぽい『女殺人鬼?』に適任だった。和歌山カレー毒殺事件の林真須美を思い出してしまった。(放送2020年7月27日21時~)

(黄蘭)

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