アツアツごはんにかけるとおいしい「冷や汁」! みそをあぶってコクを出すのがポイント
「みんな!ゴハンだよ」コーナーで、料理研究家の瀬尾幸子さんが「冷や汁」を紹介した。
瀬尾さん「夏にちょっと食欲が落ちた時に、サラサラとお茶漬け感覚で食べられるので、朝ごはんにもぴったりです」
だしを作って冷やしておけば朝すぐ食べられる
煮干し(10匹)は頭とワタを除く。「腹を上にして頭を右にして、腹をつまんで頭を取ると簡単に頭とワタが一緒に取れます」(瀬尾さん)
下処理した煮干しと5センチ四方の昆布(1枚)、水(600ミリリットル)を保存容器に入れ、一晩(6時間以上)冷蔵庫に入れておく。
冷やしておいただしを鍋に入れて中火で熱し、煮立つ直前に昆布を取り出し、弱火で2分ほど煮る。ざるでこし、また冷蔵庫で冷やす。
瀬尾さん「ちょっと手間ですが、前の晩に作って冷蔵庫に入れておくと朝ごはんに食べられます。顆粒だしを氷水で溶いて簡単に作ることもできます。麻だしを冷やしていなかったときには顆粒だしを上手に使ってください」
きゅうり(1本)はスライサーなどで薄い輪切りにし、塩(小さじ4分の1)をかけて軽く混ぜる。
瀬尾さん「揉むときゅうりが割れたり壊れたりしちゃうので、揉まないで自然にしんなりしてくるまで待ってください」
5分ほど置いたら、押しつぶさない程度の力で軽く水けを絞っておく。
みそ(大さじ3~4)を金属のスプーンに取り、直火で20秒ほど炙る。
駒村多恵キャスター「ちょっとひと手間ですが、これが香ばしさにつながるんですよね」
瀬尾さん「魚が入らない冷や汁なので、この手間がとても大切です。コクを出してくれます」
炙(あぶ)ったみそを冷たいだしで溶き、下ごしらえしたきゅうり、一口大にちぎった木綿豆腐(2分の1丁)、すりごま(白・大さじ3)、青じそ(千切り・5枚分)を加えて混ぜたら完成。アツアツのごはんにかけて食べる。
瀬尾さん「一口分かけてさらさら食べ、また一口分かけてさらさら...と食べてください。温かいごはんに全部かけると全体がぬるくなっちゃうんです。口の中に冷たいだしと温かいごはんが一緒にあるのがおいしいんです。キムチを入れたりサバ缶を入れたり、みそを少し多めに溶いて豆乳を入れてもおいしいです」